関連
サイト

MENU

タスペーサーが必要な屋根と不要な屋根の違いとは |株式会社ミヤケン|

column

タスペーサーが必要な屋根と不要な屋根の違いとは

タスペーサーが必要な屋根と不要な屋根の違いとは |

屋根の「縁切り」に一役買ってくれるタスペーサー。
実は屋根にタスペーサーは必ず設置が必要なものではありません。

しかし、設置すると様々なメリットがあります。

今回はタスペーサーが必要な屋根と不要な屋根の違いやそのメリット、デメリットについてご紹介します。

タスペーサーが必要でない屋根とは?

タスペーサーは必ず必要ではないとお伝えしていましたが、設置していると様々なメリットがあるので、塗装メンテナンスが必要な屋根には「設置推奨」であることは間違いありません。
では逆にそもそもタスペーサーが必要ない屋根とはどのようなものなのでしょうか。

それは屋根の隙間が4mm以上ある屋根です。

4mm以上の隙間があると、そもそもタスペーサーは挟まらずに落下してしまうのです。
また、アスベスト(石綿)含有のスレートが禁止されて以降の初期の無石綿のスレートは製品自体が脆い場合があるため、タスペーサーの挿入ができない可能性もあります。
さらに6寸勾配以上の屋根にもタスペーサーは取付が不要です。

施工を希望する場合は事前に業者に確認を取りましょう。

屋根塗装に付き物の「縁切り」

屋根の塗装を行う時に必ず必要なのが「縁切り」です。
この縁切りを行わないと、屋根ばかりでなく家全体に影響する不具合を招きます。
では、この縁切りについてとタスペーサーがどのような役割をするのかをみてみましょう。

縁切りとは?

屋根材と屋根材の隙間をあけるために、塗料を切り取る作業を「縁切り」と呼びます。
屋根材を塗装する際、屋根材と屋根材の隙間をあけておく必要があります。
この隙間がないと、大雨や毛細管現象、内部結露によって屋根の裏側や下地材に入り込んだ水分の排出できず、雨漏りの原因になってしまいます。
毛細管現象とは、水分がより狭い方へ吸い込まれるように移動していく現象を指します。
屋根材の裏側にある下地材が入り組んで狭くなっている方へ水分が吸い込まれて下地材が濡れ、そのことで下地材の傷みが発生して、最悪の場合は雨漏りを引き起こします。
しかし、屋根材を塗装する時にはどうしてもこの隙間に塗料が入り込んで固まってしまうため、隙間をあける作業が必要になるのです。
カッターなどで一つ一つ塗料を切り取っていくために、手間と時間がかかってしまいます。

縁切りに役立つタスペーサー

タスペーサーは縁切りの作業を省くための部材です。

下塗りが完了した時点で屋根材の下側の隙間にこのタスペーサーを1枚あたり2個差し込んで、その後の塗装を行っていきます。
タスペーサーが差し込まれていることで、屋根材と屋根材の隙間を保つことができ、塗料が隙間を塞いでしまうのを防いでくれます。

これまでのカッターなどで行う縁切りでは、せっかく塗装した屋根を傷つけたり汚したりする可能性や手間や時間がかかってしまうなどの問題点がありましたが、
これらを解消してくれるのがこのタスペーサーです。

タスペーサーを設置するメリットとデメリット

ではタスペーサーを設置することによってどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
詳しくみてみましょう。

メリット

①雨漏りを防ぐ

タスペーサーを設置することで適切に縁切りがされて屋根材と屋根材との隙間を保つため、雨水などの排出を助け、雨漏りを防いでくれます。

②縁切りの施工漏れを防ぐ

手間がかかるため縁切りを敬遠し、実際に近くで見てみないとわからないために縁切りをしないまま工事を終了させる悪質な業者も残念ながら存在します。
タスペーサーの設置であれば、この施工漏れを防ぐことができます。

③美観を保つ

カッターなどで切り取っていると、どうしても屋根を傷付けてしまう可能性がありますが、タスペーサーの設置だとその心配がありません。

④工期の短縮

一つ一つ手作業で塗料を切り取っていたのがタスペーサーを差し込む手間だけになるので、工期が短縮できます。
工期の短縮によって、人件費や足場費用など様々な費用を抑えることができます。

デメリット

タスペーサーを設置するデメリットはやはり費用面です。
一般的な屋根であれば、タスペーサーの費用だけで3~5万円程度必要になってしまいます。
しかし、工期が短くなったり縁切りを行うための人件費が少なく済むために実際にこの費用全てが上乗せになるわけではないので、メリットも考慮すると十分に価値のある費用だと言えます。

まとめ

今回はタスペーサーが必要な屋根と不要な屋根の違いやそのメリット、デメリットについてご紹介しました。
タスペーサーは屋根に必ず必要なものではなく、屋根の隙間が4mm未満の屋根には設置が「推奨」されます。
4mm以上の隙間がある場合には、隙間が大きくてタスペーサーの設置自体ができません。
タスペーサーを設置するメリットは以下のようなものがあります。

・雨漏りを防ぐ

・縁切りの施工漏れを防ぐ

・美観を保つ

・工期の短縮

タスペーサーの設置には費用がかかりますが、工期の短縮による人件費の削減もあるので、その他のメリットも検討材料に入れると、コストパフォーマンスに優れているといえます。
屋根は家全体を守るために最も重要な部分の一つです。
家全体の寿命を延ばすことにもつながりますので、屋根塗装の際には見積りにタスペーサーが入っているかどうかの確認も行うようにしましょう。

TOP