屋根修理にローンは使える?リフォームローンの組み方も紹介
2024.09.06 火災保険関連
屋根の修理やリフォームは、家の安全性や快適性を保つために重要です。万が一、雨漏りが発生した場合には、快適な生活が損なわれてしまいます。屋根の修理費用は高額になってしまうことも多く、工事をためらう方もいるのではないでしょうか。しかし、修理せず放置してしまうとシロアリやカビの発生などにつながる恐れもあるため、早めに修理することが大切です。
本記事では、屋根修理に利用できるリフォームローンやその種類、活用するコツ、修理業者の選び方を解説します。屋根の修理を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
屋根修理にはリフォームローンが使える
屋根の修理に必要なお金が足りない方におすすめなのが、リフォームローンの活用です。リフォームローンとは、住宅の修理や改修工事にかかる費用をローンで支払うことです。まとまった費用がなくても、リフォームローンなら屋根の修理ができます。
リフォームローンを組む前に、火災保険の適用もチェック
リフォームローンを利用する前に、火災保険が屋根修理に適用されるかを確認しましょう。火災保険の適用範囲によっては、修理費用の一部をカバーできる場合があります。
火災保険とは
火災保険とは、風災、雪災などの自然災害が原因で被害に遭った際の損害を補償する保険です。火災保険が適用される例には、以下のようなものが挙げられます。
- 暴風により飛んできたものが屋根に当たって破損した
- 雪の重さに耐えきれず、屋根が損傷した
- 雹で屋根が破損した
自然災害が原因で屋根の修理が必要になった場合、保険金で修理費用の一部を賄えます。
火災保険は適用されないケースもある
場合によって、火災保険が適用されないケースもあります。例えば、「経年劣化によるひび割れから雨漏りが発生した」ケースでは、自然災害が原因ではないため、火災保険は適用されません。また、地震が原因で雨漏りが発生した場合、火災保険は適用されず、地震保険の範囲となります。
まずは、自宅で加入している火災保険の適用範囲を保険会社に問い合わせてみましょう。
屋根修理に使えるリフォームローンの種類
屋根修理に使えるリフォームローンには、いくつかの種類があります。以下に代表的なリフォームローンの種類を紹介します。
種類①銀行のリフォームローン
銀行が行っているリフォームローンを利用する方法があります。銀行のリフォームローンの特徴は、以下のとおりです。
金利 |
比較的高い |
審査期間 |
2週間~1カ月 |
審査の難易度 |
比較的厳しい |
メリット |
他の方法と比べて利率が低いケースが多い 長期・高額の融資の場合、払う金利が少ない 住宅ローンの借り換え・リフォームローンの借り換えを同時に行う場合、金利を下げられる可能性がある 住宅ローンの返済実績がある場合、プラス評価につながる場合がある |
デメリット |
審査が厳しい |
返済期間や借入額は、銀行によって異なります。
種類②クレジットカード会社のリフォームローン
クレジットカード会社が行うリフォームローンを利用することも可能です。
金利 |
比較的高い |
審査期間 |
即日~1週間 |
審査の難易度 |
比較的やさしい |
メリット |
エリアを問わず、融資の相談が可能 融資内容により、金利の優遇が受けられる可能性がある ポイント率の優遇を受けられる場合がある 審査が早いところが多いため、すぐに工事が可能 |
デメリット |
リボ払い・分割の利用歴がある場合、評価に響く恐れがある |
良く利用しているカード会社があるなら、リフォームローンを調べてみるのがおすすめです。
種類③住宅金融支援機構のリフォームローン
住宅金利支援機構のリフォームローンの特徴は、以下の通りです。
金利 |
低い |
審査期間 |
1カ月~1カ月半 |
審査の難易度 |
難しい |
メリット |
金利が安い エリアを問わず、融資の相談が可能 |
デメリット |
工事内容・物件の要件が決められているため、融資まで手間がかかる |
住宅金利支援機構のリフォームローンには、融資に必要な建設基準が設けられています。耐震性能・省エネルギーを考慮した住宅など、住宅の性能を上げたい場合に利用するのがおすすめです。
種類④修理業者が提携しているリフォームローン
金融機関やクレジットカード会社と提携している屋根の修理業者で、リフォームローンを利用できるケースもあります。
金利 |
業者によって異なる |
審査期間 |
数日~2週間 |
審査の難易度 |
比較的やさしい |
メリット |
修理業者が申請の作成をしてくれる 審査が通れば工事も行ってくれる 業者の実績により、リフォームローンが通りやすくなる可能性がある |
デメリット |
業者によって提携先が異なるため、個別に確認する必要がある |
修理業者が提携するリフォームローンを利用する場合は、複数社を比較検討し、納得できるところを選びましょう。
リフォームローンを利用するための手続きの流れ
リフォームローンを利用する際、どのような手続きがあるのでしょうか。ここでは、リフォームローンを利用する手続きの流れを詳しく解説します。
屋根の修理にいくらかかるのかを確認する
まずは、屋根の修理に必要な費用を確認しましょう。修理業者に見積もりを依頼し、必要な融資額を明確にします。業者によって費用が異なるため、見積もりは複数社に依頼するのがおすすめです。
関連記事:ベランダの屋根の修理方法と注意点も解説
リフォームローンを使用したい機関に相談・仮審査を行う
次に、リフォームローンを提供している機関に相談します。また、仮申し込みや仮審査ならあとでキャンセルもできるため、リフォームローンが利用できるかを確認しておきましょう。融資が受けられるか不安な方は、複数社に相談してみるのがおすすめです。
リフォームローンの本審査の申し込みを行う
仮審査を通過したら、必要書類を提出し、本審査の申し込みを行います。融資の決定前に工事の契約をしてしまうと、審査が通らなかった場合や融資額が少なかった場合、業者とトラブルになる恐れがあります。工事の契約は、ローンが通ったあとにしましょう。
本審査に通過後、リフォームの契約を行う
本審査に通過したあとは、リフォームの契約を行いましょう。契約後、実際の工事へとすすみます。
リフォームローンを上手に活用するコツ
リフォームローンを利用する際には、いくつかのコツを押さえておくと、より効果的に資金を活用できます。ここでは、リフォームローンを上手に活用するコツを解説します。
固定金利型のものを選ぶ
リフォームローンでは、「固定金利型」を選びましょう。金融商品には、「固定金利型」のほかに、「変動金利型」があります。固定金利型は、金利の変動による影響を受けずに安定した返済が可能な商品です。
一方、「変動金利型」は、初期の返済額が低めではありますが、社会情勢や世界経済などの外的要因により、金利が上昇する可能性があります。固定金利型なら、変動金利型よりも安定感があり、返済の見通しが立てやすい点がメリットです。
借り入れ後の生活費のやりくりは計画的に行う
リフォームローンを借り入れた後は、住宅ローンにプラスしてリフォームローンの支払いもしなければならないため、生活費のやりくりを計画的に行う必要があります。また、今後も屋根の修理やメンテナンスが必要になることを考慮し、資金の確保も考えておくと安心です。
屋根をこまめに直してローンを避ける意識も大切
屋根の修理やメンテナンスをこまめに行えば、大きな損傷を未然に防げるため、工事費用を抑えられます。また、万が一雨漏りが発生した場合でも、ローンを利用する必要なく自己資金で賄える可能性があります。
リフォームローンが利用できないケースとは?
年収に対して、借入希望金額が高すぎる場合、リフォームローンが利用できない可能性があります。融資を受ける場合、重要なのはその人が返済できるかどうかです。
ローンの返済比率は、約1/3程度といわれています。例えば、年収300万円の場合、返済比率1/3では年間100万円、毎月8.3万円の支払いが必要です。
現在支払っているローン額(住宅ローンやマイカーローンなど)とリフォームローンの合計額が8.3万円を超えると、リフォームローンが通らなくなる恐れがあります。リフォームローンを利用する前に、現行のローンの支払い状況を確認し、返済可能な範囲で借入額を設定しましょう。
修理業者を選ぶ際の注意点
屋根修理を行う際には、信頼できる業者を選ぶことが大切です。以下の点に注意して業者を選びましょう。
注意点①修理に精通しているか
屋根の修理業者を選ぶ際、修理の実績が豊富かどうかを見極めましょう。屋根の構造が複雑だと、原因の特定が難しく、修理にも高度な技術が必要です。見積もりの時点で、雨漏りの原因を詳しく説明してくれる業者なら、信頼できる可能性が高いといえます。
また、部分的な修理を繰り返すより、一度に工事したほうが長期的にコストを抑えられる場合もあります。経験豊富な業者なら、そういった工事の提案もしてくれるはずです。
注意点②ローンや火災保険に精通しているか
業者を選ぶ際には、ローンや火災保険の知識があるかも確認しましょう。リフォームローンや火災保険について知識がある業者を選べば、手続きや申請をスムーズに行え、安心してリフォームを進められます。
ただし、「火災保険で雨漏り修理が無料でできます」と謳う業者のなかには、必要のない高額な工事を提示したり、工事前に代金支払いを要求したりするような悪徳業者も存在します。信頼できる業者を選ぶために、次に解説する点を確認しましょう。
注意点③口コミや実績などを開示しているか
リフォームを依頼する業者のサイトに、口コミや実績などが掲載されているかを確認しましょう。口コミには、第三者の意見が掲載されているため、業者が信頼できるかどうかを判断できます。また、実績が開示されていれば、自分のケースと類似した施工例でも工事しているのかや、費用の目安を確認できます。
施工実績は依頼した方の許可が必要なため、実績を公開している業者は、依頼主と良好な関係を築けているということです。ホームページや口コミ情報サイトなどで、業者の口コミや実績を把握し、納得できる業者に修理を依頼しましょう。
注意点④見積もり書は適正価格か
提示された見積もりが適正価格かを見極めましょう。1社のみにしか見積もりを依頼しない場合、その価格が安いか高いかは判断できません。そのため、見積もりは複数社に依頼するのがおすすめです。
複数社に依頼すれば費用が適正かを判断できるのはもちろん、工事内容も詳細に知ることができます。詳細な項目の記載がなく、「一式」とまとめて記されているところは、悪徳業者の可能性があります。
群馬で屋根修理を考えているならミヤケンにお任せください
修理に必要な資金が足りないからと雨漏りした屋根をそのまま放っておくと、被害が拡大し、シロアリの発生や構造部分の腐食などの問題に発展する恐れがあります。屋根の修理費用が高額すぎて払えない場合は、リフォームローンを利用することで、資金面の負担を軽減できます。口コミや実績の確認、複数社への見積もり依頼などを調べ、納得できる業者に依頼しましょう。
群馬で屋根の断熱リフォームを考えている場合は、地域密着型のミヤケンにお任せください。ミヤケンには、国から認められる資格保持者が多数在籍しており、群馬県での屋根修理実績も豊富です。最長15年間のアフターフォローもあるため、安心してご依頼いただけます。お見積りは無料で行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。