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住宅屋根の台風対策と被災後に行う4つの対処 |株式会社ミヤケン|1 ページ目

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住宅屋根の台風対策と被災後に行う4つの対処

日本は世界的に見ても、地震や台風といった自然災害が起こりやすい国であり、常に警戒して生活しなければいけません。
このような自然災害は、いつ発生するか分からないため、もしもの時に備えて住宅のメンテナンスを定期的に行う必要があります。
被害に遭う前にしっかり対策を行い、屋根や住まいを守りましょう。
今回は、住宅屋根の台風対策や被害に遭ってしまった場合、被災後に行うべき対処法についてご紹介します。
台風被害

■年々被害が大きくなる台風への対策

屋根は地上と比較すると風圧が強いため、より風による被害を受けやすくなっています。
近年、台風による被害は全国的に拡大しており、住宅屋根のメンテナンスは欠かせないものとなりました。
台風は猛烈な風が襲ってくるため、住宅の外壁や屋根が風で破損したり、吹き飛ばされてしまうこともあります。
また、このような被害によって劣化が進み、最悪の場合、雨漏りを引き起こしてしまう可能性もあります。
最も多く見られるのが「棟板金」が飛ばされてしまうというケースです。これらの被害を防ぐために、事前にできる対策をご紹介します。

  • 棟板金をしっかり固定する

    そもそも棟板金とは、屋根の頂上に付いている板金のことで、外部からの雨水の侵入を防ぐ役割があります。
    サビに強いガルバリウム鋼板を採用することで、より丈夫さが強化されました。
    台風による被害を回避するために、棟板金を固定している釘が抜けていないかチェックしましょう。
    一般的に、この釘は家を建ててから7~10年ほど経つと、棟板金の熱膨張によって、徐々に抜けてくると言われています。
    このような症状は、家を建てた際の施工不良などではなく、経年劣化としてどの住宅にも起こることです。
    しかし、抜けたままの状態で放置してしまうと、貫版が腐食したり、棟板金が飛散したりと、恐ろしい事態を招いてしまう可能性があります。
    そのため、築7~10年の住宅は釘が抜けていないか確認してください。

  • 破損していたらすぐに対処する
    瓦の割れ
    瓦が割れていたり、ズレ・ひび割れが生じていたりした場合は、すぐに業者に依頼して修繕してもらいましょう。
    破損被害の放置は絶対にしてはいけないため、もしすぐに業者に診てもらうのは難しいという場合は、自分でできる応急処置をしてください。

  • 窓ガラスを補強する
    台風対策
    強風の影響により、窓ガラスが割れてしまうという被害が見られます。
    万が一窓ガラスが割れてしまった場合、室内に入り込んだ風が屋根を吹き上げてしまう恐れがあります。
    強風警報が出ている日や、いつもより風が強いと感じる日は、段ボールや養生テープを使って窓ガラスを補強しましょう。
    このような対策法は非常に簡単にできるため、ぜひ試してみてください。
■台風で屋根材が飛ばされないようにする対策

屋根は雨風の影響を最も受けやすいため、どのような屋根材を採用するかが非常に重要になってきます。
ここでは、台風に強い屋根材の種類についてご紹介します。

  • 粘度瓦
    寿命が長い瓦屋根
    粘土瓦は日本だけではなく、世界的に広く採用されている屋根材です。
    テレビや雑誌で世界の住宅に関する特集が組まれている際に頻繁に紹介されています。
    粘度瓦は、耐久性に非常に優れていることや、基本的に塗装が必要ないこと、断熱・防音性が高いことなど、多くのメリットがあります。
    このような優れた特徴を持つ屋根材は、実際に台風が頻繁に発生する国屋地域で使用されているのです。
    しかし、工事の際にかかる費用が高額であることがデメリットとして挙げられます。

  • ガルバリウム鋼板
    ガルバリウム鋼板塗装

    近年、多くの住宅の屋根材に採用され、注目を集めているガルバリウム鋼板は、「アルミニウム」「亜鉛」「シリコン」の3種類の素材を組み合わせて作られており、耐久性や耐熱性に優れています。
    メンテナンスフリーとも呼ばれるほど、劣化の進行も遅く、他の屋根材よりもメンテナンスの手間がかかりません。
    また、ガルバリウム鋼板は、工事にかかる費用も抑えられるため、最も人気の高い金属の屋根材となっています。
    しかし、粘土瓦とは違い、塗装をする必要があります。

  • 銅板
    銅板屋根
    寺社仏閣の屋根に多く使用されている銅板は、数ある屋根材の中で最も耐用年数が長くなっています。
    また、基本的にメンテナンスも不要であるため、扱いやすさも魅力的です。
    銅板のデメリットは、工事費用が最も高額になってしまうことや、施工できる業者があまりいないということです。

 

 

■被災後のことを考えた対策

雨樋
台風の影響で屋根が被害を受けてしまった場合は、火災保険の対象となります。
火災保険とは、住まいとなる建物や家財を補償する損害保険であり、火災・水災・風災・水漏れ・盗難・破損などに対応しています。
しかし、加入している保険によって適用される範囲が異なるため、注意しなければいけません。
業者に依頼し、定期的にメンテンナスを行っていれば問題なく保険が適用されますが、経年劣化による損傷や、保険金の請求期限を過ぎてしまった場合、適用外になってしまう可能性があります。
破損している部分を放置していると、当然のことながら被害はどんどん拡大してしまいます。
もし、このような状況で台風の被害を受けてしまうと、経年劣化とみなされるでしょう。
また、法律で保険金の請求期限は3年と定められているため、早めに申請してください。もしもの場合、火災保険の補償を受けられるように、日頃から備えておきましょう。

 

■被災後におこなう4つの対処

どれほど猛威を振るうか予測できないため、台風の規模によっては、対策をしていても被害に遭ってしまう可能性があります。
被害に遭ってしまった場合は、冷静に対処することが重要です。

  • 風が収まったら状況を確認する

    台風による警報が発令されている場合、外は非常に危険な状態であるため、外出せずに建物の中にいましょう。
    ある程度風が収まったら、屋根の被害状況を確認してください。
    もし、屋根材が道路に飛散していた場合、通行の妨げになるため、業者に依頼して撤去してもらう必要があります。

  • 応急処置をする
    ブルーシート
    これ以上の被害を防ぐために、ブルーシートなどで応急処置をしましょう。
    すぐに対処しない場合、雨漏りなどの被害を引き起こしてしまう可能性があるため、被災後の応急処置が重要になってきます。
    しかし、この作業には危険が伴うため、ブルーシートを設置する際は、業者や設置経験がある人などに依頼してください。
    実際に、過去にはブルーシート設置時の死亡事故が起きているため、自分で設置してはいけません。
    また、固定が不十分だった場合、風で飛ばされたブルーシートが電柱に引っかかり、その地域一帯が停電してしまう恐れがあります。

  • 専門業者に依頼

    応急処置では一時的にしか被害を防げないため、すぐにでも業者に修繕を依頼しましょう。
    早急に対処することで、より早く元の状態に戻すことができます。屋根の修繕を専門に扱っている業者がオススメです。

  • 保険会社へ連絡
    台風、竜巻、雹、雪などに被害は風災補償と言い、火災保険が適用されます。
    しかし、どのようなプランで契約したかはそれぞれ異なるため、加入している保険に風災補償が付いているかどうか確認しておきましょう。

 

■台風被害を抑えるために対策や専門業者への相談をしましょう

いつ発生するか分からない台風に備えて、住宅のメンテナンスは定期的に行いましょう。
使用する屋根材の特徴や強みをあらかじめ知っておくことも、台風に強い屋根にするためには欠かせません。
また、被害を放置せずに、すぐ対処することで、工事の際にかかる費用も最小限に抑えられます。

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