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屋根修理は自分でできる?簡単な補修方法も解説

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屋根修理は自分でできる?簡単な補修方法も解説

屋根修理は自分でできる?簡単な補修方法も解説 |

屋根の雨漏れやひび割れなどは、放置しておくと劣化が進行するため、早めの修理が必要です。自分で屋根修理をすることも可能ですが、作業の安全性や効率性を踏まえて、専門業者に依頼した方が良いか判断しましょう。

本記事では、屋根修理は自分でできるのか、応急措置として簡単な補修方法、必要な道具などを解説します。

屋根は自分で修理できる?

屋根修理は、自分で修理することも可能です。ただし、危険性や仕上がりの効果を考えると、専門業者に依頼した方が安心で効率的です。
屋根修理は、屋根の上の高所作業になりますので転落リスクを伴います。また、修理が不十分で結局もう一度、業者に依頼するようになることもあります。したがって、自分で修理をするのならば、とりあえずの応急措置を施す程度で、あとは専門のプロに任せるようにしましょう

自分でできる屋根の修理方法

では、業者に依頼する前に、応急措置として自分でできる屋根の修理方法を解説します。

防水テープを貼る

屋根に穴があいて雨漏り箇所の補修をしたい場合、防水テープで応急措置ができます。防水テープは、防水加工された特殊なテープです、ハサミでカットして貼るだけなので簡易的に作業ができます。
雨漏り用の防水テープの選び方は、水をはじきやすく粘着性のあるタイプが適しています
なお、防水テープは長もちしないため、自分で応急措置をした後は早めに専門業者に補修依頼しましょう。

コーキング材で補修する

屋根材が劣化してひび割れてしまった場合、コーキング材で補修ができます。コーキング材は、屋根材を固定するための接着剤です。雨水の浸入を防止して屋根下地の腐食を抑える効果があります。自分でコーキング補修する際は、下処理をしっかりして、細く、スキマなく充填し少しだけ多めの量でコーキングすることがコツです。注意点として、排水溝までコーキングして埋めてしまわないようにしましょう。

瓦屋根を一部だけ交換する

屋根の瓦を1枚交換するのみであれば、自分で行うことも可能です。築20年以上経過した日本瓦は、釘打ちしていないので比較的作業をしやすいケースです。
準備する道具は、軍手・金づち・サンダー・土のう袋・交換用の瓦です。瓦の交換は、差し替えの手加減が難しいので、無理やり押し込んで他の瓦まで割れてしまわないように注意しましょう。

関連記事:瓦屋根の修理にかかる費用とは?修理時期とともに解説

屋根を自分で修理する際に必要な道具

自分で屋根修理する際は、必要な道具を確認しておきましょう。

安全帯

落下防止や安全確保のために高所作業に使う保護具です。専門業者が高所作業をする際は、6.75m以上の高さで作業する場合にフルハーネス型安全帯の着用が義務付けられています。
一般家庭の屋根の高さは平均7〜9mなので、自分で屋根修理を行う際は、業者と同じように安全帯を装着した方が安心です。フルハーネス型とは、肩、太もも、胸などの位置に複数のベルトが付いている安全帯です。複数のベルトで固定するため、墜落制止時の身体のすっぽ抜けのリスクが大幅に軽減できます。

高圧洗浄機・ホース

屋根に付着している汚れや藻、カビなどを洗浄機と接続するホースの水圧で洗い流す機械です。汚れの程度や屋根の材質に合わせて水圧を調整して汚れを落とすことができます。
屋根の汚れを除去するメリットは、塗装の耐久性が向上し長期的に屋根の状態を保護できることです。
高圧洗浄機は、正しく取扱いできれば自分でも操作が可能です。注意点としては、高所作業となるため安全帯を装着して落下のリスクに備えることが大事です。また、近隣周辺へのマナーとして養生シートで覆い、水しぶきの飛散を防ぐ措置が必要です。

養生シート

屋根修理で周辺に被害が起きないように建物の外壁を覆うシートです。高圧洗浄の水が近隣の家まで飛散しないように、また、塗料や補修材が、車や植物に付いて汚れないように、養生シートで保護することができます。
また、足場作業では、工具の落下などを防止するためにシートを設置して安全性を確保します。
養生シートには、防炎性能の高い防炎シートや、採光性のあるメッシュシートなど、作業効率が良くなる機能性の高い材質のものがあります。

防水テープ

建物の耐水性・気密性を必要とする箇所に使う資材です。屋根修理では、穴やひび割れた箇所を塞ぐために使います。防水テープには豊富な種類があり、片面タイプと両面タイプ、クッション性のあるタイプやアルミ素材を使った耐熱性の高いタイプなど、用途に合わせて使い分けることができます。屋根の補修など屋外で長期間使用する場所には、耐熱性と耐候性に優れているアルミ素材を使ったタイプが良く使われています。

コーキンググッズ

ひび割れや隙間を埋めて雨漏りを防ぐための資材です。屋根補修に使うコーキングの道具は、「コーキング剤、コーキングガン、カッター、マスキングテープ、ヘラ、プライマー、ハケ等」を準備します。コーキングの種類は、シリコン系、変成シリコン系、ウレタン系などがあり、自分で屋根補修する際は、変形シリコン系が価格も安く、手に入りやすいコーキング剤です。

屋根材

屋根補修を部分的に自分で行う際は、スレート屋根、瓦など屋根材を準備します。
取り替える屋根材の製造業メーカーに問い合わせて、同じ製品または、同じグレードの製品を選んで用意しましょう。自分で屋根補修をする際は、屋根材の取扱い方を調べて、破損した場合に備えてスペアとして数枚、注文しておくと安心です。

自分で屋根を修理する際の注意点

では、自分で屋根の修理をする際に気を付けたポイントを確認しておきましょう。

注意点①転落や転倒に気をつける

屋根補修を専門業者が行う際は、厚生労働省の「墜落防止のための安全設備設置の作業標準マニュアル」に従って作業を行います。適正な保護具を装着し、墜落制止用の設備の設置など、作業員の転落や転倒を防ぐための準備を行っています。
したがって、自分で高所作業する際は、事前に安全を確保することが必要です。無理な作業が含まれる場合は、専門業者に依頼するようにしましょう。

注意点②道具を落とさないようにする

屋根修理で、道具が落下して近隣の家や人に危害を与えてしまうケースもあります。
高所作業では、工具の落下物防止に養生シートを覆って安全性を確保していますが、万が一、人がケガや物が壊れてしまった場合は、被害請求される可能性もあります。
屋根の修理で火災保険が適用される場合もありますので、事前に準備しておくことも検討しましょう。

注意点③屋根材のさらなる破損に気をつける

屋根修理の作業中に、屋根材を破損してしまった場合、または、既存の屋根材を壊してしまうこともあります。初心者の方が、屋根材の材質や取扱いを知らずに気軽に屋根修理をした場合は、現状がさらに悪化してしまうケースもあります。
自分で対応する際は、屋根材について理解をしてから始めることが必要です。

注意点④足場は業者に設置してもらう

屋根修理を自分でする場合は、足場の設置だけは業者に依頼するようになります。足場の確保によって作業の安全性を高めることができます。足場の設置費用はおよそ20万円以上になります。予算と作業効率、安全性を踏まえてから、自分で行うか判断しましょう。

自分で屋根を修理することのメリット

費用と時間の都合、業者選びなどの点から、自分でした方がメリットはあるケースもあります。

メリット①費用を抑えられる

専門業者に依頼するよりも自分で対処した方が、費用は抑えることができます。
自分で最後まで安全に作業が済んで、仕上がりもうまくいって修理が完了するならば、費用を抑えるメリットがあります。材料費と必要部品代のみで人件費を抑えることができます。

メリット②自分の好きなタイミングで修理できる

自分で行う場合は、自分の好きな時間、タイミングで修理ができます。業者に依頼する場合は、都合が付かずに、先延ばしになってしまうこともあります。
簡易的な応急措置だけであれば、業者の都合に合わせず、屋根の異変に合わせて即対応できるメリットがあります。

メリット③悪徳業者に騙されるリスクがない

屋根修理で悪徳業者に依頼して失敗するケースも少なくありません。万が一、悪徳業者に依頼してしまった場合、再度、補修工事が必要となり、返って状況が悪くなってしまう可能性が高くなります。一方、自分で対処する場合は、騙される心配がなく不安材料はなくなります。

自分で屋根を修理することのデメリット

危険性、周辺トラブル、作業効率や仕上がりの点から、デメリットとなるケースもあります。

デメリット①高所作業なので危険

屋根修理は、高所作業なので、危険性や落下物のリスクなどを考えると、自分で処理する責任も大きいです。簡易的に応急措置する程度といっても、屋根上に登って作業をしなければならないため、本格的に修理をするときと同じ危険性を伴います。

労働安全衛生法による高所作業の定義は「地上から2メートル以上の高さで行う作業」のことです。高所作業には、落下自体が死亡事故につながる危険性や、不安定な足場による事故、高所作業で周りを巻き込む危険性などがあり、専門業者が作業をする際は、事前に安全対策を行ってから始めます。
高所作業に必要な安全対策は、自分で修理する際は手間がかかるため省略するケースも多いですが、もしもに備えることで危険リスクを大幅に抑えることができます。

デメリット②自分で行うと修理の手順を間違えてしまうことがある

適切な屋根修理の材料や屋根材などを選んで、材質や使用方法を理解し、正しい施工方法で対応する必要があります。作業前の準備、施工手順や材料の配分など、プロの技をしっかり学んでから作業しないと、屋根の状態を悪化させてしまいます。また、専門知識が不十分なまま作業を終えてしまうと、結果、再度補修が必要になるケースも多くなります。

優良な専門業者に依頼した場合は、すべてお任せすれば長期的に保護できる屋根の状態にしてくれるので、安全で安心です。

デメリット③ご近所トラブルにつながる可能性もある

屋根修理をする前に、養生シートで保護しないまま作業をすると、ご近所に被害が起きてトラブルになる可能性が高くなります。
養生シートをしていても、風向きによっては、廃材や砂ぼこりが飛び散って近隣の家に迷惑がかかるケースもあります。また、塗料の臭いや作業中の騒音によるトラブルも多いです。

屋根修理を行う前は、トラブル回避のために、作業期間や工事内容などを近隣住民にお知らせするようにしましょう。

屋根修理は安全のため専門業者に依頼しましょう

屋根修理は、自分でも可能ですが、危険性や効率性などのリスクが高くなり、屋根の長期的な保護のためにも、あまりおすすめしません。屋根修理は、部分的な補修であっても、プロに相談して適切な工事をしてもらいましょう。

ミヤケンは、屋根工事・リフォームをお考えのお客様に安全・安心のサービスを提供しています。群馬県にお住いの方で、屋根の葺き替え・カバー工事、部分的な補修、雨漏りなどでお困りの際は、屋根工事の経験・施工実績が豊富なミヤケンにお任せください。

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