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意外と知らない「アスファルト防水」の特徴と施工法 |株式会社ミヤケン|1 ページ目

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意外と知らない「アスファルト防水」の特徴と施工法

防水工事は、屋上やベランダなど様々な建物の中で、雨漏りを防ぐための工事です。
雨からお家を守るという根本の目的は同じですが、その場所に応じで、相性のよい防水があり特徴も異なります。

そこで今回は、屋上防水でよく採用されている「アスファルト防水」の特徴をご紹介していきます。

■アスファルト防水の特徴
「アスファルト」だけ聞くと、道路をイメージする方も多いかと思います。
溶融したアスファルトとルーフィングを積層し厚みのある防水皮膜を作りあげることで、耐久性・水密性・耐荷重性に優れています。
このアスファルト防水の施工には5種類の施工方法があります。

■アスファルト防水の施工方法

1つ目は熱工法と呼ばれる施工法です。

アスファルト防水の熱工法では、ルーフィングと呼ばれるシートと熱で溶かしたアスファルトを重ねて防水機能を作り上げます。
工事内容としては、まず溶融釜と呼ばれるアスファルトを液体になるまで溶かす専用釜を、防水工事の現場に用意します。

そしてアスファルトは220℃から270℃程度で溶けるので、溶融釜の中で熱して溶かす作業を行います。
溶けたアスファルトは、ルーフィングと呼ばれるアスファルトが含まれているシートの上に貼り付け、接着剤としても使用するのが特徴。

さらに溶けたアスファルトの上にルーフィングを貼り付け、何度か積み重ねるのが熱工法の基本です。

この熱工法の中でも、さらに2種類に分かれております。
熱工法の密着工法
アスファルト防水の熱工法では、ルーフィングと呼ばれるシートと熱で溶かしたアスファルトを重ねて防水機能を作り上げます。
工事内容としては、まず溶融釜と呼ばれるアスファルトを液体になるまで溶かす専用釜を、防水工事の現場に用意します。

そしてアスファルトは220℃から270℃程度で溶けるので、溶融釜の中で熱して溶かす作業を行います。
溶けたアスファルトは、ルーフィングと呼ばれるアスファルトが含まれているシートの上に貼り付け、接着剤としても使用するのが特徴。

さらに溶けたアスファルトの上にルーフィングを貼り付け、何度か積み重ねるのが熱工法の基本です。

熱工法の絶縁工法です。
絶縁工法の場合は、アスファルトで構成された防水部分と、下地の間に穴が空いたシートを入れます。
穴を空けたシートを入れる理由は、下地やコンクリート部分が収縮しても防水層へ力を直接かけないよう逃がすことができるためです。

そのため絶縁工法の強みは、下地のひび割れが起きても防水効果を維持できることや、長持ちしやすいとことです。
しかし、重量物を設置・設置後に移動するといった、大きな負荷に耐えられないのがネックでしょう。

以上が熱工法になります。
続いて他の施工方法についてもご紹介していきます。

2つ目はトーチ工法です。

アスファルト防水のトーチ工法とは、熱によってアスファルトを溶かす作業は共通していますが、溶かす方法などに大きな違いがあります。

トーチ工法は、下地に改質アスファルトルーフィングシートと呼ばれる、特殊なアスファルトシートをバーナーで溶かしながら貼り付ける防水工法です。

改質アスファルトルーフィングシートとは、アスファルトを浸透させた布・シートに天然アスファルトなどさまざまな材料を加えることで、耐久性や耐摩耗性などをアップさせた特殊シートを指します。
トーチ工法の強みは、アスファルトを溶かすための大型機械や周辺装置を用意・設置する必要がない点です。

また、熱工法ではネックとなっていた、アスファルト特有の臭いが広がらないところも、トーチ工法のメリットでしょう。
ただし注意点もあります。それはトーチ工法の難易度の高さです。

職人がバーナーを使い、シートを部分的に溶かすものの、慣れていないと接着不足が起こりやすい方法でもあります。
熱工法はシート全面に溶けたアスファルトを入れるので、どこが不足しているのか一目で分かります。

一方トーチ工法は、局所的にバーナーを当てるため均一な作業が難しく、高い技術力を必要される工事です。
トーチ工法

3つ目は常温工法(冷工法)です。

アスファルト防水の常温工法とは、熱を使わない防水工事です。

ですので、熱工法とトーチ工法とは、大きく違う作業内容です。

常温工法は、片面に接着効果が含まれる改質アスファルトルーフィングを、交互に貼り付けることで防水効果を作り上げます。

強みは、アスファルトをバーナーや釜で溶かしながら、接着・防水層を作る手間やコストが掛からないところです。

簡単に説明すると、シートを貼り付ける作業が主な内容ですので、その他に大掛かりな工程を組む必要がありません。

ただし、防水効果を発揮するためには、何枚もシートを重ねなければいけないため一定の重量になり、屋上の耐久性を考慮することが大切です。
常温工法

■まとめ

いかがでしたか?
アスファルト防水についてご紹介いたしました。
「自分のお家はどんな防水だろう?」「防水ってメンテナンスは必要なの?」など防水の事でお困りでしたら
ミヤケンまでご相談ください。

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