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ガルバリウム鋼板のカバールーフ工事をするときの注意点 |株式会社ミヤケン|1 ページ目

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ガルバリウム鋼板のカバールーフ工事をするときの注意点

ガルバリウム鋼板のカバールーフ工事をするときの注意点 |

屋根の葺き替えを検討している方の中には、カバールーフ工事を考えているという方もいるのではないでしょうか?
カバールーフ工事では、既存の屋根をカバーリングするため、廃材を出すことなく工事ができるというメリットがあります。
そんなカバールーフ工事には、ガルバリウム鋼板という金属板を使うケースが多く見られます。
今回は、ガルバリウム鋼板が持つ特性やガルバリウム鋼板のカバールーフ工事をするときの注意点についてご紹介していきましょう。

01ガルバリウム鋼板がもつ特性

ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム・亜鉛・シリコンで構成されたアルミ亜鉛合金めっき鋼板のことを指します。
アルミニウムが持つ耐食制や加工性、熱反射性、耐熱性といった特徴と、亜鉛が持つ犠牲防食機能などによって、
非常に優れた耐久性を持っているのです。
そのため、様々な用途に使用できる鋼板となっています。

そんなガルバリウム鋼板をカバールーフ工事に用いることによって、様々な性能が期待されます。
その性能は、下記のようなものが挙げられます。

・さびにくいためメンテナンスの回数が少なく済む
・耐用年数の長いガルバリウム鋼板を用いることで住宅の寿命が延びる
・軽いため耐震性が高い

ガルバリウム鋼板がこのようなメリットを持っているのは、亜鉛の犠牲防食とアルミニウムの不動態皮膜という2つの特性があるからです。
犠牲防食は、さびやすい金属で覆うことで鉄よりも先に溶け出し、鋼板がさびるスピードを遅らせてくれます。
それが犠牲防食です。
不動態皮膜は、金属の表面に酸化物の薄い膜ができるという現象で、空気と触れることによって起こります。
ガルバリウム鋼板には、アルミニウムと亜鉛も含まれているため、その特性が活かされているのです。

 

02ガルバリウム鋼板を使用するときの注意点

ガルバリウム鋼板の特性は非常に魅力的ですが、ガルバリウム鋼板を使用するときに知っておかなければいけない注意点があります。
どういった注意点があるのか、改めて確認しておきましょう。

・初期費用が高くなってしまう
ガルバリウム鋼板は、他の外装材よりも施工にかかる費用が高くなっています。
なぜ高くなってしまうのかというと、ガルバリウム鋼板と他の金属が触れると錆びやすくなってしまう、
湿気を通さないため湿気を逃がしてあげるための工夫をしなければいけないなど、施工の際に気を付けなければいけないポイントがあるからです。
その工夫を施す分、コストが高くなってしまいます。
また、ガルバリウム鋼板は雨音を伝えやすいという特性もあるので、防音対策をする必要があり、そのための費用も必要になってしまいます。

・見た目が安っぽくなってしまう
ガルバリウム鋼板は、見た目の好みが分かれてしまうため、安っぽいと感じてしまう方もいるのです。
もちろんかっこいいと感じる方もいますがそうではない方もいるので、家族内で意見が分かれてしまう可能性もあるでしょう。
ガルバリウム鋼板の見た目を許容できるかどうかも、ガルバリウム鋼板を使用する際にはとても重要なポイントになるので念頭に置いておきましょう。

・メーカー保証がシビアになっている
ガルバリウム鋼板は、耐久性の高さが魅力の1つです。
製造しているメーカーは10年~15年の保証を付けていて、錆びや穴空きに対応してくれます。
しかし、この保証を受けるための条件が厳しくなっています。
台風などの自然災害が原因の破損や施工会社による瑕疵が原因で塗装が剥げてしまった場合、
劣化してしまった場合が保証の対象外になってしまいます。
また、現場でガルバリウム鋼板を施工した場合も、補償の対象外になってしまうのです。
切断面した面のメッキがないため、錆びてしまう可能性が高くなるからです。
現場で加工できないという点は、施工会社としてはデメリットだと感じてしまうでしょう。

・さびにくいが、絶対にさびないことはない
ガルバリウム鋼板は、さびに強いと言われています。
しかし、絶対にさびないというわけではありません。
ガルバリウム鋼板はトタンよりも耐久性が優れていますが、トタンの耐久性が高まっただけだと考えれば、
さびてしまうことも理解できるのではないでしょうか?
特に、海に近い地域は塩害が理由でさびる可能性が高いです。

・断熱材がある屋根材を選ばないと雨音が室内に響く可能性がある
ざっくりガルバリウムといっても断熱材のある屋根材とない屋根材があります。
断熱材の有無は金額の違いがありますが、見た目はほとんど変わりません。
そのため、ガルバリウム鋼板という材料名だけで工事を発注、いざ工事が終わった後に、
今までしなかった屋根をたたくような雨音が室内に響く・・なんてこともあります。

ガルバリウム鋼板は、耐久性の高さからカバールーフ工事でも使用されることが多くなっています。
耐久性をかなり強調しているケースもありますが、今回ご紹介したような注意点もあります。
そのため、どのような注意点があるのかも知っておいた方が良いでしょう。
そうすることで、納得できる工事ができるようになります。
ガルバリウム鋼板のカバールーフ工事を行う場合は、今回ご紹介した内容をぜひ念頭に置いておき、改めて検討してみましょう。

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