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屋根工事で足場が必要な理由とは? |株式会社ミヤケン|1 ページ目

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屋根工事で足場が必要な理由とは?

屋根工事で足場が必要な理由とは? |

屋根工事のお見積りの「足場工事費用」を見て、意外と金額が高いと感じられたり、
不要なら省きたい、はしごで十分では?と思われた方もいらっしゃると思います。

足場とは、工事現場などで見られる高所作業を安全に行うための構造物のことをいいます。
単管と呼ばれる足場材では、㎡あたり600円~800円、飛散防止シートは、㎡あたり100円~200円程度かかりますので、
30坪を目安とした場合、およそ20万円前後の費用を予想しておけば良いでしょう。
ただし、足場材によっては、単価が1,000円~1,500円ほどかかるものもありますので、それ以上になる場合もあります。

そして、足場は工事が始まる時に組み立て、完了すると取り外されます。
施主様が費用を払うわけですが、物的な資産が残るわけではありません。
とはいえ、足場を残されても困ります。
それゆえに無駄に思われてしまうことは否めないのですが、屋根工事の足場がなぜ必要なのか。
一度、読み進めてもらえればと思います。

 
足場が必要な理由
01作業員の安全を確保する

労働安全衛生法にも、2mを超える高所作業では、作業員の安全のために足場を設ける事が定められています。
まずは、作業員の安全を確保することが最も大きな理由です。

屋根の上では、無理な体勢での作業もありますし、屋根の上に生えたコケに足を取られることも考えられます。
万が一にも、作業員が屋根の上から転落すればケガだけでは済まない可能性もあります。
そうなった時、足場を設置せずに作業を依頼した施主様の金銭的・精神的負担は考えただけでも恐ろしいことです。
足場は作業員の命を守る命綱なのです。


02
作業を効率化して費用を抑える

工事費というのは、資材だけでなく、作業日数分の人件費も含まれています。
例えば、足場のない現場で地上から屋根上まで何度も小分けにした塗料を持ち、
登って降りてを繰り返しながら作業をしていれば、足場のある現場に比べて作業効率が悪くなります。
工期日数も増え、人件費が増えるということになります。
作業員が迅速に作業できるのも、安全な足場があるからです。


03
塗料などが飛散するのを防止する

塗装業者が塗装する際は、必ず飛散防止シートを足場に固定して取り付けます。
この飛散防止シートを設置しないで塗装をし、お隣のお家やお車に塗料等が飛び散ってしまうとご迷惑をおかけしてしまうことになります。
そのためシートを張らずに作業をする塗装業者はいません。
足場を組まずに飛散防止シートをつけることは大変困難ですので、結局のところ足場を組むのが一番早くて安全だという結論になります。


04
完璧な仕上がりを目指すため

塗装の技術は意外と難しく、素人が塗ると塗り残しや塗りムラができてしまいます。
特に塗る素地に凹凸のある場合は、一方から見れば綺麗に塗れていても、もう一方から見ると塗り残しがあります。
これを防ぐためにプロは上下左右の多方向から見て、完璧に塗り仕上げます。
これも、足場があってこそ成せる技です。
もし、足場がなければ、多少なりとも見えない角度が存在してしまいます。仕上げにおいても足場が必要になる訳です。

次に、足場の特徴や費用の目安となる一般的な単価についても、少しだけ触れておきたいと思います。

・くさび緊結式足場(ビケ足場)(1㎡単価の目安:1,000円~1,200円)
ビケ足場やくさび足場と呼ばれ、近年目にする事の多い足場です。
ブラケットと呼ばれる部材を組み合わせるもので、組み立て・解体がしやすいことが特徴です。
また作業員の立つ踏み板の幅が広いため、足場自体にも安定感があり作業がしやすい足場です。
ただし、外壁と塀との間に最低90㎝のスペースが必要となります。
必要なスペースが確保できない場合は、他の足場材を使用するか、隣のお宅の敷地をお借りして足場を設置することがあります。
弊社では基本的にはこちらの足場工事を行います。

・単管ブラケット足場(1㎡単価の目安:700円~1,000円)
単管パイプと呼ばれる長いパイプを使用しブラケットで固定し組み立てます。
足場設置に必要となるスペースが40㎝程度と少ないため、ビケ足場が設置できない場合などに使用され、省スペースで設置できることが特徴です。
また、踏み板を設置することで、容易に作業することができ、ビケ足場の次に多く利用されている足場です。
デメリットとしては、パーツを全て現場で組み合わせ、ボルトで締めていきますので、ビケ足場より設置に時間がかかります。

・単管足場(1㎡単価の目安:600円~800円)
単管と呼ばれる鉄パイプのみで組み立てる足場です。
2本のパイプを抱き合わせ、作業員が立つ場所を確保します。
足元のパイプの間に隙間があるため、移動時に注意が必要となり、足元が不安定になりがちなため、
作業性・安全性が低くあまり使われませんが、隣家との距離がないなど、どうしても足場を設置するスペースがない場合に使用されます。
弊社では商店街などの街中での工事で使用される事があります。

足場が必要な理由については、なんとなく予想のつく範囲の内容だったかと思います。
しかし、実際に足場を組むとなると、ご近所への騒音や境界線の問題、生活への支障などが心配になるのではないでしょうか?

足場を設置・解体するときは、ハンマーでパイプを叩くためどうしても大きな音がなります。
また、場合によっては境界線を越えて隣家の敷地を貸していただき、作業を行うこともあります。
いずれの場合も、わたしたち業者が事前に近隣住民への挨拶と工事の説明を行います。
その際、施主様も同行されたり、作業員の訪問前にご近所に伝えておくこともできます。
そうすることで、ご近隣の方も安心して工事を見守っていただけるでしょう。

また、作業中は窓や塗装しない箇所に、ビニールの養生を貼ります。
あらかじめ、窓を開けたい旨伝えておくことで、作業が終わり次第、
作業員から「ビニールを破って窓を開けても構いませんよ。」と声掛けさせていただくこともできます。

何事にも当てはまりますが、工事業者としっかりと打ち合わせを行い、希望を伝えてください。
危険が伴ったり、技術や物理的にできないことは、理由を説明しますし、理解すれば、誤解も生まれません。

逆に、理由も説明もなく「できない」の一点張りだったり、きちんと対応してくれない業者は良い業者とは言えません。
施主様にとってもですが、ご近所と無用なトラブルを生まないためにも、優良な工事業者へ依頼しましょう。

まずはお見積り時の対応をみて、「良い業者」「悪い業者」の判断をすることをお勧めします。
せっかくのお家のリフォームですから相見積をして、安心して任せることのできる業者を選びましょう。

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