意外と知られていない破風板の役割とは?
2019.12.19 その他
破風板は、私たちが生活するためには欠かせない住宅や建物において、とても重要な機能を果たしています。
今回は破風板はどんなもので、どのような役割を果たしているのかをご紹介していきます。
≪破風板とは?≫
そもそも破風板とは何か、これを知っておけば今後のリフォームの計画にも役立つかと思います。
破風板とは切妻屋根の地面に対して斜めになっている部分、
つまり山形を形成している部分のケバラ(妻)に付いている板のことを指します。
言い方を変えますと、「一番屋根の手前に来る板で、雨どいが付いている軒先ではないところ」のことです。
また、軒樋の内側にある板は、鼻隠しと呼ばれておりますが、
ミヤケンではこちらも、お見積り書に破風板として含めてご案内しております。
破風板の機能は大きく分けると4つあります。
①耐風性を高める機能
台風の時など建物はあらゆる方向からの風に晒されます。
軒天や屋根瓦などは特に下からの風に弱いので、破風板は下からの風から建物を守るために重要な部分です。
②耐火性を高める機能
住宅火災が発生したとき、建物は下から上へと火が回っていきます。
耐火性の高い原材料のものを装備してある建物ならば、延焼を遮ることができるのです。
③壁の保護
雨漏りする箇所は、屋根だけとは限らず壁から始まる場合もあります。
特にケバラ(妻)の部分には雨どいがないので、破風板が壁を雨から守っているのです。
④見た目をよくする
破風板がなければ、屋根の構造部分が外部に晒されることになるため、あまり良いとは言えません。
機能的にも外観のためにも破風板は重要であることがわかります。
主に木材系、金属系、窯業系の3つの素材によって作られています。
素材によってメンテナンス時期も変わってきますので注意が必要です。
これから破風板のリフォームを考えている方は、
自分の家にはどの材料でできたものがあっているのかを業者の方などに相談してみてください。
ミヤケンで、お家の調査やお見積りは全て無料で行っております。
是非お気軽にお問合せくださいませ。