火災保険の申請の流れと注意点を知りましょう
2019.09.20 お役立ち情報
屋根の修理には、火災保険が適用されるケースがあります。
火災保険が認定されれば保険金が下りるため、屋根の修理費の自己負担を軽減することができます。
今回は、屋根の修理を行う際の火災保険の申請方法やその注意点についてご紹介していきます。
◆火災保険の申請方法について
火災保険を使う場合は、どのような流れなのかを知っておくことが重要です。
まずは、火災保険の申請方法からご紹介していきましょう。
①信頼できる屋根業者もしくは診断士を見つける
屋根業者や診断士の中には悪質で多額の費用を請求してくるようなところも残念ながら見られます。
中には、火災保険を悪用したビジネスを展開している業者も少なくありません。
そのため、信頼できる屋根業者もしくは診断士を見つけることで、安心して申請を進められるでしょう。
②屋根の診断をしてもらう
信頼できる屋根業者もしくは診断士を見つけることができたら、屋根の状態を診断してもらいましょう。
屋根の診断は、これまでの経験やノウハウがとても重要になるため、経験や知識を持つ人にお願いすべきです。
保険の手続きサポート体制が整っている専門店にお願いすることで適切な手続きを進めることができます。
③火災保険会社に連絡をして保険金の申請を行う
屋根の状態を診断してもらったら、それに応じた保険金の申請を火災保険会社にすることになります。
屋根の修理代金の見積もりは、最短当日、もしくは1週間前後かかるケースもありますので、
早めに保険金の申請に必要な書類を届けてもらうようにするとスムーズに進みます。
また、保険会社へ連絡をするときには契約番号などの個人情報の照合が必要になりますので
お手元に証券をご用意ください。
④見積もりや診断結果をもらう
屋根業者や診断士から見積もりや診断結果をもらい、どのような状態になっていたのかを確認します。
また、修理をするためにはどのくらいの金額が必要になるのかしっかりお見積りを出してもらいましょう。
保険申請には現状の写真を添える保険会社が多いので写真も業者さんに準備してもらいましょう。
⑤保険金の申請に必要な書類に記入する
屋根業者や診断士に診断してもらった結果に基づいて、書類の記入を行います。
診断してもらうことによって、火災保険会社に提出する書類の書き方に関するアドバイスもしてもらえる場合があり、
申請をスムーズに進められるでしょう。
⑥火災保険会社へ書類を送る
保険金の申請に必要な書類を記入したら火災保険会社に書類を送ります。
この時に必要となる書類は、保険金請求書、事故内容報告書、屋根修理の見積もり書、風災を証明する写真の4つです。
⑦火災保険会社から調査員が派遣される
申請に必要な書類を送ると、火災保険会社から審査を行う調査員(鑑定人)が派遣されます。
調査員から事前に連絡が来て訪問日を確定してから
申請通りの状態か、申請されていない場所で追加できる場所はないかといったことを確認します。
そして、調査員の判定も合わせて審査の結果が出ます。
調査員の派遣はない場合もあります。
⑧損害額の確定
審査が終わると損害額が確定し、火災保険会社から連絡が来ます。
この時に初めて申請した金額が下りるのか、経年劣化などの理由で保険金が下りないかが決まります。
保険金が下りると決まった場合は、指定した口座に保険金が入金されます。
申し込みが混み合うと、金額確定までに時間がかかる場合があります。
⑨屋根修理を行うか決める
保険金が下りたとしても、修理を行うかどうかは保険金を受け取る人が決められます。
しかし、火災保険が適用になったということは、今のお家は「直す必要がある」と判断がされていることになります。
お家を長く安心して過ごせるようにするためにも施工はしっかり行いましょう。
工事が終わった後の写真や領収書などの提出、保険会社による確認などはございません。
火災保険の申請は、このような流れで行われます。
もしも屋根修理をする場合に火災保険を利用したい場合は、覚えておくと良いでしょう。
◆火災保険を利用する際の注意点
流れについてはご紹介してきましたが、気を付けなくてはならないポイントがいくつかあります。
続いては、火災保険を利用して屋根修理を行う際の注意点についても見ていきましょう。
・申請代行業者に要注意
火災保険の申請業者の中には、残念ながら悪徳業者もあります。
保険申請代行費に莫大な費用が発生するケースや、保険金が確定し、工事費を支払ったあと工事もせずに逃げてしまったケースもあります。
そうならないためにも申請代行費は無料なのか、費用がいくらかかるのか、そして
工事をしたあとにどのようなアフターフォローがあるのかも明確に知っていなければなりません。
・支払い時のトラブルに要注意
保険金を申請し受け取ることができると、修理業者によっては修理前に保険金を全額支払うように言ってくるケースもあります。
支払いのタイミングは会社によってさまざまです。
工事開始時に全額支払い、工事後に全額支払い、そして着工金と完成金2回払いなどがあります。
工事費用を払ったら工事がされない、といったことのないよう
企業規模であったり、企業のクチコミなどを確認してみてはいかがでしょうか。
屋根の修理には、大きな金額が必要になってくるケースもあります。
劣化の状況によっては、保険金を使って修理ができます。
費用負担の軽減ができる反面、火災保険を申請する流れや火災保険を使う注意点について知っておく必要があります。
もしも火災保険を使った屋根の修理を検討しているのであれば、今回の記事を参考に申請を行ってみてください。
またミヤケンでは無料で申請サポートを行っております。
お気軽にお問合せください。