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下塗り材の回数も大切。金属屋根の場合に下塗り1回でよい理由とは? |株式会社ミヤケン|1 ページ目

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下塗り材の回数も大切。金属屋根の場合に下塗り1回でよい理由とは?

下塗り材の回数も大切。金属屋根の場合に下塗り1回でよい理由とは? |

数社の業者から屋根の塗装のお見積りをもらって
屋根の下塗りの回数を比較したことはありますか?

塗装の回数は塗装したあと、数年後の状態を左右するものです。
塗装工事後はどんな塗料を使用して、どんな作業工程を経ても「きれい」になるのです。
そのため、格安で工事を請け負い工事後に「10年後まできれいですよ」といって引き渡しをおこなったとしても、3年後には塗膜が剥がれてしまうこともあるのです。
アフターメンテナンスが完備されている業者であればよいですが、
業者へ問い合わせをすると電話がつながらない、なんてこともあるのです。
そのため、工事金額が安いからと言って工事内容を確認しないで契約することはとても危険なのです。
「悪い業者」に工事を依頼しないためにも見積書に記載されている工事内容、特に塗り回数には注意したいものなのですが、塗り回数が多いというだけでは業者の「良し」「悪し」は分からないのです。
塗り回数は屋根の素材によって異なるのです。
ミヤケンの推奨のスレート屋根やモニエル瓦、セメント瓦の下塗り回数は2回です。
しかし、金属屋根の塗装の場合には、下塗りは1回としています。
ではなぜ、金属屋根の塗装の場合はほかの屋根材に比べて少ない塗り回数でよいのでしょうか。

これは屋根材が下塗り材を吸い込む素材かどうかによるのです。
下塗り材は色のついた上塗り材と屋根材の密着を高める接着剤の役割を果たします。
つまり、下塗り材が接着剤の役割を果たすことが出来れば塗り回数は1回で良い場合もありますし、
2回でも不十分なこともあるのです。

この観点からみると、金属屋根はどうでしょうか。
スレート屋根やモニエル瓦、セメント瓦と違い、金属屋根は素材が下塗り材を吸い込むということはありません。
だから1回の塗布で、接着剤の役割を十分に果たすのです。

一方で屋根材自体が下塗り材を吸い込まない代わりに、接着剤と屋根材が密着しにくい一面もあります。
下塗り材を塗布する前には研磨(屋根材に細かな傷をつける作業)をする必要があります。
さらに、金属屋根の場合、表面の色褪せ・塗膜の剥がれとともに心配なのがサビの発生です。
そのため、下塗り材にはサビ止めを塗布します。

いかがだったでしょうか。
金属屋根の塗装を検討されている方は、ぜひお見積りの金額のほかに工事内容も確認してみましょう。
また、先述したように塗装後のアフターメンテナンスが完備しているかどうかも確認することをお勧めします。
せっかくのリフォーム工事です。
工事前だけでなく、工事後も安心できる業者を選びましょう。

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