屋根の塗装がはがれてきたときに考えられる原因と対処法
屋根の塗装工事をした数年後に塗装がはがれてしまったとお問合せをいただくことがあります。
「また塗装しても同じようにはがれるのが心配・・・・」
「一度塗装してしまったら直らないのでは?」と心配になりますよね。
再発を防ぐために大切なのははがれてしまった現状がどのような理由によるものなのかを知ることです。
今回は屋根の塗装がはがれてしまう理由とその対策についてご紹介します。
■塗装工事前の下地処理が不十分であった場合
高圧洗浄不足や研磨不足により塗膜がはがれてしまうことがあります。
このような剥がれは金属の屋根でみられることが多く、塗料のグレードに関係なく起こります。
対策
はがれてしまった部分をきれいにはがして塗装を行います。
またその際に密着のよい部分と悪い部分がある場合には凹凸ができしてしまう可能性があります。
もし、表面の凹凸なく仕上げたい場合には機械を使用してすべての塗膜を除去するようにしましょう。
■はがれたのではなく、塗膜が収縮することによるしわや膨れだった場合
考えられる原因は大きく分けて2つあります。
ひとつが水性塗料の上から溶剤(油性)塗料を塗布すると塗膜が収縮してしまうことです。
1回目の塗料と2回目の塗料の相性が悪い、ということです。
このような症状を職人の方によっては「塗膜がおきる」という表現を使用することもあります。
はじめての塗装では起こりにくく、塗装経験のある屋根に起こりやすい現象です。
ふたつめが塗料自体の製品不良です。
近年、塗料開発は著しいものがあり、毎年数多くの新しい塗料がリリースされています。
発売当時は「よいもの」としていても、不備がみつかるのは数年後です。
塗料メーカーによっては塗料に保証を付けて販売していますので、塗料の選定の基準にしてもよいのではないでしょうか。
対策
塗り替えの際に下塗り材の選定に注意しましょう。
2回目の塗り替えの場合に、以前のお見積書や仕様書があるとよいでしょう。
もし分からない場合は弱溶剤の下塗り材を選ぶことで防ぐことができます。
正しい塗装の知識があれば防ぐことのでき、アフターメンテナンスが整っている塗装会社であれば多くの場合が補修対象になるでしょう。
屋根の他に外壁塗装についても知りたい方は『元プロが教える「外壁塗装」の真実』といったサイトも参考になるかと思います。
いかがでしょうか。
塗装はどんなに腕利きの職人が施工してもその日の天気や湿度、そして塗料の品質によって剥がれてしまうことがあります。
最近の塗料の進化は著しく、扱い方も今までの経験だけでは不十分です。
群馬県内でも多くの施工実績のあるミヤケンへお気軽にお問い合わせください。
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