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屋根瓦のリフォーム費用は?種類ごとの相場を解説

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屋根瓦のリフォーム費用は?種類ごとの相場を解説

屋根瓦のリフォーム費用は?種類ごとの相場を解説 |

屋根瓦のリフォームを考えるとき、まず気になるのが費用面でしょう。自宅の屋根に使われている瓦の種類によって費用相場は変わってくるため、まずは使用中の瓦屋根をご確認ください。

本記事では、屋根瓦のリフォームにかかる費用相場を種類別に解説します。修理するべきタイミングや費用を抑えるコツ、さらには悪徳業者の手口についてもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

屋根瓦のリフォームにかかる費用の相場

屋根瓦のリフォームにかかる費用は、瓦の種類や修理方法によって異なります。ここでは、「和瓦」と「セメント瓦」の概要に触れつつ、リフォーム費用を紹介します。

和瓦の場合

和瓦は、粘土を使って焼き上げている屋根瓦です。釉薬を使用して表面をコーティングした瓦と無釉薬の素焼き瓦の2種類があります。

和瓦のメリットは、塗装によるメンテナンスが不要な点です。セメントが主成分ではないため、時間が経過しても雨水が染み込むことがありません。耐久性、断熱性、遮音性などにも優れているため、現在も多くの住宅で採用されています。デザインのバリエーションも増えたこともあり、和風住宅だけではなく洋風住宅にもマッチしやすくなっているのも魅力の一つです。

載せ替え工事

和瓦の葺き替えにかかる費用相場は、約70〜250万円です。施工面積や新しい屋根材によって変動します。最も費用や工期がかかるリフォーム方法ではありますが、屋根を一新することが可能です。屋根材以外にも下地材や防水シートも新しくできるので、屋根全体の耐用年数がリセットされます。見た目を良くしたり雨漏りのリスクを改善したりしたいときは、葺き替えを検討しましょう。

葺きなおし

和瓦を葺きなおしする場合の費用相場は、約70〜110万円です。屋根の面積や野地板の張り替え有無によって費用は変動します。葺きなおしができるのは和瓦だけなので注意しましょう。

葺きなおしでは、既存の屋根瓦を一度外して、下地の補修や交換を行い、再度既存の屋根瓦を設置します。主に下地材の補修を目的としているため、下地である野地板や防水シートの劣化や耐用年数を目安に行いましょう。

補修工事

和瓦の部分補修にかかる費用相場は、約5〜15万円です。補修する範囲や補修方法によって異なります。補修方法の種類については下記をご覧ください。

  • 漆喰の補修
  • 部分葺き替え
  • 雨樋の修理・交換
  • 棟瓦・棟板金の交換

屋根瓦の損傷や劣化の範囲が限定的な場合は、部分補修によるリフォームが可能です。ただし、部分補修できるかどうかは業者が判断するため、まずは状態を確認してもらいましょう。

セメント瓦の場合

セメント瓦は、セメントと川砂を混ぜ固めて成型血加工された屋根瓦です。和瓦と比べて初期費用が安かったため、住宅で広く普及していました。

しかし、耐久性が低く色あせがしやすいことから、現在はあまり製造されていません。そのため、リフォーム方法としては葺き替えか塗装の選択肢に限られます。

葺き替え

セメント瓦から新しい屋根材に葺き替える場合の費用相場は、約80〜250万円です。屋根の大きさや新しい屋根材によって変動します。葺き替え後も屋根瓦がよい場合は、和瓦を選びましょう。

さまざまなデザインをラインナップしているので、好みにあう瓦が見つかるはずです。耐震性を高めることを目的とするなら、ガルバリウム鋼板がおすすめです。

関連記事:ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンス・方法について

塗装

セメント瓦の塗装にかかる費用相場は、約50〜80万円です。塗装する面積や選ぶ塗料によって変動します。

塗料を選ぶときは、下塗り塗料がセメント瓦適用か確認しましょう。適切ではない塗料を使用すると、塗料が剥がれやすくなります。また、セメント瓦には耐久性の長い「フッ素」や「無機」の塗料がおすすめです。メンテナンス回数を減らすことができるので、コストパフォーマンスに優れた塗料といえます。

関連記事:セメント瓦のメリット・デメリット・メンテナンス目安とは

屋根瓦をリフォームするタイミング

屋根瓦に破損や劣化が見られたり、耐用年数を超えていたりする場合は、リフォームを検討しましょう。適切なタイミングでリフォームすることで、悪化を防いで長持ちさせます。放置しておくと雨漏りするリスクが高まるため、早めの修理がおすすめです。

破損や劣化がある

瓦屋根に破損や劣化がある場合は、リフォームについて考えましょう。破損や劣化は自然に直る症状ではないため、業者による修理が必要です。雨風や紫外線によって劣化するのはもちろん、台風や地震などで損傷することも少なくありません。瓦の一部が破損したりズレていたりする場合は、早めにリフォームするのが得策です。

放置していると、隙間から雨水が浸入し、防水シートや野地板、さらには天井材まで被害に遭いかねません。瓦が屋根から落ちてくる危険性もあるため、業者に劣化具合を点検してもらいましょう。

耐用年数を超えている

他の屋根材と比べて屋根瓦は長持ちしますが、永久に使えるわけではありません。屋根瓦にも耐用年数があるため、それを超えると機能性が落ちて劣化が進行しやすくなります。屋根瓦の耐用年数は種類によって異なるため、下記表にまとめました。

屋根の種類

耐用年数

陶器瓦

約50年

いぶし瓦

約40年

セメント瓦

約35年

屋根瓦は1枚単位の交換が可能のため、部分的に修理すれば費用を抑えられます。しかし実際のところ、屋根瓦よりも防水シートが寿命を迎えるため、定期的に防水シートの状態をチェックすることも大切です。

屋根瓦の修理を自分でやるのは危険

屋根瓦の修理は高所作業のため、自分で行うのは危険です。DIYなら材料費や工具費のみで済むため、自分でしようと考える方もいるでしょう。

しかし、地上での作業とは違い屋根に登って修理するため、高所での作業経験やバランス感覚が欠かせません。高所作業の経験が豊富な職人でも、毎回細心の注意を払わないと転落事故やケガにつながります。足場を設置していたとしても、安心できるわけではないのです。

仮に自分で屋根修理できても、施工が不十分で再発する可能性も考えられます。業者に依頼すれば身の安全を守れるだけではなく、劣化状況に応じて適切な修理を施してくれます。屋根瓦の修理は、必ず業者に依頼するようにしましょう。

屋根瓦のリフォーム費用を安く抑える方法

屋根瓦のリフォーム費用を安く抑えたいと考える方は少なくありません。そこで、ここでは費用を抑えたいときに検討したい補助金・助成金・火災保険について解説します。

補助金を活用する

国や自治体では、屋根工事に関する補助金制度を提供しています。補助金は、条件を満たせばリフォームにかかる費用の一部を補助してくれる制度です。合法的にリフォーム費用を安くできるので、安心して利用ください。どの制度も補助額に上限がありますが、助成金と比べると補助額が高い傾向にあります。

注意点を挙げるとすれば、多くの場合は着工してからの申請を受け付けていないことです。工事完了後に支給されるケースが一般的なので、最初は自己負担で工事費用を支払わなければなりません。補助金を利用する際は、スケジュールに余裕を持たせましょう。

助成金を利用する

補助金と同じような制度として、助成金制度があります。どちらもリフォームにあてられる費用が支給されますが、助成金はほぼ間違いなく受給できる制度です。補助金は人気のあまり予算の上限に達するのが早く、申請期間最終日を迎えずに締め切られます。

しかし、助成金は申請期間を長く設けているだけではなく、基本的に誰でも受給できるのが利点です。なお、基本的に補助金・助成金の併用はできませんが、財源が異なる場合は併用できる場合があります。例えば、国と自治体ではそれぞれ財源が異なります。うまく活用すれば、よりお得に屋根瓦の修理ができるでしょう。

火災保険を利用する

屋根瓦の申請内容やリフォーム内容によっては、火災保険が利用できる場合があります。経年劣化による屋根修理は対象外ですが、次の条件に該当する場合は利用申請してみましょう。

  • 自然災害(風災・雪災・雹災)による被害であること
  • 自然災害による被害に遭ってから3年以内の申請であること
  • 屋根修理の費用が総額20万円以上であること

雪や雹による被害は地域が限定化する傾向にありますが、台風による被害は全国どこでも起こりえます。風災の補填はほとんどの火災保険に付帯しているため、適用されるかどうか保険会社に聞いてみましょう。

関連記事:意外と知らない火災保険の「風災」補償と具体例について

屋根瓦の修理業者を選ぶ際のポイント

屋根瓦のリフォームをしたいと考えたとき、費用の次に頭を抱えるのが業者選びです。業者選びに失敗すると、高額請求してきたり施工不良が起きたりとさまざまなトラブルに巻き込まれるでしょう。ここでは、屋根瓦の修理業者を選ぶ際のポイントを4つ紹介します。

ポイント①相見積もりをとる

屋根瓦の業者を選ぶときは、まず相見積もりで業者を比較しましょう。複数の業者の見積もり内容を比較することで、相場感や信頼できるかどうかの判断ができます。

見積もりでは、修理内容や費用の内訳が詳細に記載されているか確認することが大切です。見積もり金額があまりにも高かったり詳細が省かれていたりする場合は、悪徳業者の可能性があります。

また、価格が低すぎる見積もりにも注意してください。打ち合わせとは異なる材料を使ったり手抜き工事をしたりする可能性があるからです。相見積もりで業者を比較し、信頼かつ丁寧な施工をしてくれる業者を見つけましょう。

ポイント②現地調査が丁寧か確認する

屋根瓦の現地調査が丁寧かどうか確認することも重要です。地上からの目視だけでは、屋根全体の状態を確認することはできません。そのため丁寧な現地調査としては、実際に屋根に登ったりドローンを使って撮影したりする方法が挙げられます。

依頼主の話だけで判断したり築年数で推測したりする業者は、手抜き工事をしたり追加請求してきたりする可能性があるため、依頼を避けたほうが安心です。契約前から業者の仕事ぶりをしっかりチェックして、信頼できるかどうか見分けましょう。

ポイント③口コミを確認する

相見積もりで1社に絞る際、なかなか決められない場合は口コミを確認してみましょう。口コミがよい業者は、修理内容や技術力に問題がなく、依頼主の立場になって物事を進めてくれる傾向にあります。

口コミをチェックするときは技術力だけではなく、対応の良さにも目を向けましょう。工事品質が高くても、無愛想だったり丁寧に説明してくれなかったりする業者であれば、質問がしにくく継続での依頼が難しくなります。対応力も含めて口コミが良い場合は、優良業者だと判断しても問題ないでしょう。

口コミは重要な判断材料の一つです。屋根修理が初めての方は業者選びに苦戦するかもしれませんが、ぜひ業者の口コミも一度見てみましょう。

ポイント④アフターサービスが充実している業者を選ぶ

アフターサービスが充実している業者は、屋根瓦のリフォーム後も安心して相談できます。アフターサービスがしっかり整っている業者は、施工技術に自信があると考えられるからです。

「保証期間は〇〇年」「リフォーム後の不具合は無償で修理」などのアフターサービスがあれば、万が一施工不良が見つかっても追加料金なしで同じ業者に依頼できます。アフターサービスの内容は、業者のホームページやパンフレットに記載されているので、事前に確認しておきましょう。

知っておきたい悪徳業者の手口

屋根リフォームをする業者は大きく「優良」と「悪徳」に分けられます。前者と契約できれば安心してリフォームを任せられますが、後者であれば金銭や施工などさまざまなトラブルに遭いかねません。悪徳業者による被害は年々増加しているほど、手口が巧妙になっています。ここでは、定番の手口を2つ紹介するので、実際に対面したら断るようにしましょう。

大幅な値引きを提案してくる

提示金額から50万円や100万円の大幅値引きをしてくる業者は、最初から高い見積もり金額で提示している可能性があります。大幅値下げを演出するのは、お得になったという印象を与える策略です。

もしくは、少ない費用から利益を出すために、材料費や人件費を削って手抜き工事を考えている場合もあります。そうなると、契約金額は安くても低品質な屋根リフォームになるでしょう。大幅な値引きを提案してくる業者には注意してください。

不安をあおってくる

悪徳業者は、あらゆる言葉を言い放って不安をあおってきます。地上から屋根面を見ることは難しいため、住んでいる人は現状を把握できないことがほとんどです。悪徳業者は住人が知識と現状を把握していないことを逆手にとって「屋根かなり損傷していますよ」「雨漏り寸前です」など、不安をあおります。

なかには不安をあおりつつ、契約を急かす悪徳業者がいるので注意してください。見積もりをとる分には問題ありませんが、1人で決断せずに家族や信頼できる人に相談してから契約しましょう。

屋根瓦の損傷や劣化を見つけたらリフォームしよう

他の屋根材と比べて屋根瓦は耐用年数が高い傾向にあります。和瓦に関しては耐久性に限らず、断熱性や遮音性にも優れており、主成分にセメントが含まれていないことで水が染み込む心配がありません。あらゆる面で優れる屋根瓦でも、損傷や劣化が発生します。建物の存続のためにも、状況に応じてリフォームしましょう。

群馬県に住まいの方で、屋根瓦のリフォームを検討している場合は経験豊富な「ミヤケン」にご相談ください。屋根工事に精通している当社は、瓦屋根以外にもさまざまな屋根を施工してきました。部分補修から葺き替えまで対応しておりますので、既存屋根や建物全体の劣化状況を確認した上で、ご自宅に最適な修理をご提案いたします。

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