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ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンス・方法について |株式会社ミヤケン|1 ページ目

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ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンス・方法について

ガルバリウム鋼板は人気の高い屋根材として多くの建物に使用されています。
サビにくくメンテナンスフリーとも言われるガルバリウム鋼板ですが、実際はどれほどの耐久性を持っているのでしょうか?
ここでは、ガルバリウム鋼板の特徴から劣化症状、メンテナンス方法や施工費用など解説していきます。

■ガルバリウム鋼板とは

ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム・亜鉛・シリコンの3つの素材を組み合わせて作られた素材です。
耐久性や耐熱性、耐食性に優れており、3つの素材の良さが活かされていることが特徴です。

細かく解説すると、アルミニウムに関しては耐食性(腐食を防ぐこと)に優れており、亜鉛の防食作用によって20年以上もサビによる劣化を防ぐことができます。
また、シリコンが耐熱性を生み出しており、それぞれの良さが発揮される多機能素材として注目されています。

そして、ガリバリウム鋼板は軽量であることも一つのポイントです。
瓦や金属屋根とは違って軽量な分、耐震性にも優れています。様々な特徴を持ち合わせるガルバリウム鋼板は、現在多くの建物で使用されています。
屋根以外に外壁材としても利用されており、高い耐久性能によってメンテナンスの手間がかからず楽だと感じる人も多いです。
ガルバ

■ガルバリウム鋼板の劣化症状

続いてはガルバリウム鋼板の劣化症状についてそれぞれ解説していきます。

  • 色あせ・チョーキング
    ガルバリム鋼板の表面には基本的にフッ素が塗装されています。これにより強い塗膜を有しているのですが、年々劣化が進んでくるとチョーキングや色あせといった塗膜部分に劣化が生じきます。
    チョーキングとは、素材に触れた時に白い粉が手につくことを指します。このチョーキングは白い粉が浮き出るので、白よりも黒い屋根や外壁の方が目立ってしまうでしょう。
    一方、ガルバリウム自体が黒い場合はチョーキングを発見しやすいですが、白だときちんと触って確かめることが必要です。
    色あせ
  • サビ

    ガルバリウム鋼板はサビにくいと言われているものの、100%発生しないわけではありません。

    前述でも紹介したように、ガルバリウム鋼板の表面には塗装が施されています。紫外線や雨風の影響で塗膜が劣化することで、お水をはじく力が低下してサビが発生してしまうのです。
    実は、このサビには【白サビ】と【赤サビ】の2種類が存在します。それぞれ屋根にどんな悪影響があるのか詳しく解説していきます。

    ・白サビ
    白サビ
    白サビはガルバリウム鋼板のメッキ層に含まれている亜鉛が酸化したことで現れるものです。
    主に湿気が発生しやすく乾燥しにくい場所で見られやすく、素材表面に白い斑点が見えるのが特徴です。
    症状の具合としては、それほど重大なものではありませんが、見栄えが悪くなってしまいますので早めのメンテナンスが必要です。

    ・赤サビ
    赤さび
    赤サビは、ガルバリウム鋼板の表面に傷や凹(へこ)みがあることで赤みのあるサビが発生します。
    放置しておくと徐々に拡大していき、最後には素材表面がボロボロになって穴が空いてしまう危険性があります。
    赤サビは白サビとは違って、前述のとおり雨が建物内部にまで侵入し、お家の劣化スピードを促進する可能性があるため、早めの対処が必要です。

  • 電蝕(でんしょく)
    ガルバリウム鋼板には異なる金属同士が接触することで腐食が起こるケースもあります。
    これを電蝕(でんしょく)と呼ばれており、他の金属素材に比べると発生しやすい傾向にあります。
    電蝕が発生する理由には鉄釘を打つことや、金属素材のものを屋根に立てかけておくことが挙げられます。これによってガルバリウムが腐食すると、まずは錆びが表面に現れてきます。
    前述でも紹介したように腐食が進行すると穴が開くこともあるので、早めに修繕工事を依頼するのが吉です。

■ガルバリウム鋼板のメンテナンス方法・費用

前述で紹介したガルバリウム鋼板の劣化が見られる場合は、以下の3つのメンテナンス方法で対策しましょう。

  • 部分修理・交換
    ガルバリウム鋼板の一部にサビができてしまった・固いものをぶつけてしまって凹(へこ)んだ場合は、部分的な修理を依頼しましょう。
    部分修理は屋根全体を修繕する工事よりも比較的安く収まる傾向にあります。
    しかし、凹(へこ)んでしまった時のガルバリウム鋼板は補修ができないため、交換するしか修繕手段はありません。
    修理や交換ともに修繕箇所や規模によって金額の変動がありますが、ミヤケンでは約5,000円からご案内しています。

  • 塗装工事
    ガルバリウム鋼板塗装
    塗装はガルバリウム鋼板屋根のお家でよく行われる工事です。
    ミヤケンでは高圧洗浄を含めた金額で、シリコン塗料であれば70㎡あたり198,000円・フッ素塗料は70㎡あたり248,000円、無機塗料は268,000円でご案内しています。(※養生代・足場代・諸経費が別途かかります。)
    ガルバリウム銅板は他の素材よりも塗装が非常に難しいことから、依頼する業者によって施工費用に差があることを覚えておくと良いでしょう。
  • 葺き替え
    カバー
    葺き替えに関しては、新築もしくは塗装メンテナンス後20~30年で葺き替えを検討しておくと良いでしょう。
    ミヤケンでの葺き替え工事は、既存の屋根材撤去や下地交換など内容によって異なりますが、約180万円~ご案内しています。
    塗装と同じく、葺き替えも業者によって見積もりは変わってきますので覚えておきましょう。

  • カバー工法
    カバー中
    重ね葺きとも呼ばれるカバー工法は、既存のガルバリウム鋼板の上に同素材を重ねて張る工法です。
    比較的屋根内部の劣化が軽傷である場合に行われる工事で、かかる費用も葺き替えより安いです。
    ミヤケンでは、カバー工法の施工費用を150万円~ご案内しています。

塗装・カバー工法は弊社の価格表ページでもご紹介しています。是非ご覧ください。
【ミヤケンの価格表】

耐久性に優れていてもメンテナンスは必要です

ガルバリウム鋼板は耐久性に優れた特徴から、汚れが蓄積しにくく損傷などの劣化が発生しにくい素材です。
とは言え、全くメンテナンスをしなくても良いというわけではありません。
前述で紹介してきた劣化症状が見られる場合には修繕工事を検討しましょう。
修繕範囲や損傷具合によっては比較的費用が安い工事で収まる傾向にあります。
また、塗り替えでのメンテナンスをする場合は、高い施工技術と知識、施工実績を持った業者に依頼することが重要です。
1社だけでは即決せず、複数の業者の見積もりをとって比較検討をすることが、よりよい仕上がりに近づくことができます。

▼関連記事はこちらからご覧ください(タイトルを押すと、該当ページに移動します)
【ガルバリウム鋼板のカバールーフ工事をするときの注意点】
【金属屋根のメンテナンス時期と方法とは】
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