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雨樋の破損やゆがみの放置は危険!屋根との密接な関係性について |株式会社ミヤケン|1 ページ目

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雨樋の破損やゆがみの放置は危険!屋根との密接な関係性について

雨樋が破損していたり、ゆがんでいたりしても「このくらいの破損なら大丈夫だろう」「外れていないからいいだろう」と費用がかかるからと放置する方も多いです。
放置することは建物の寿命そのものを縮めてしまう危険があるため、非常に危険です。
今回は、雨樋の破損やゆがみを放置する危険性や屋根との密接な関係性について、部位の名称と役割に触れながら詳しく解説していきます。
雨樋の変形 ゆがみ

■雨樋の破損やゆがみを放置する危険性とは

前述の通り雨樋の破損やゆがみがあるのにも関わらず、放置してしまう方も多くいます。
見て見ぬフリをすると雨漏りの発生や建物の老朽化、近隣トラブルのリスクが高くなってしまいます。
ここからは、それぞれどんな危険性が潜んでいるのか、詳しく解説していきましょう。

 

  • 雨漏り
    雨漏り シミ跡
    雨樋が破損すると雨水が溢れて屋根や外壁内部に水が浸入し、雨漏りが発生します。特に外壁にひびや割れがある場合も同様に雨漏りの危険性が高まります。

  • 建物の腐食・老朽化
    雨漏り
    前述の通り、雨漏りが発生することで建物内部の構造となる木が腐って二次被害に遭うケースも珍しくはありません。
    木が腐ってしまうとシロアリ被害やカビの繁殖被害に遭い、最悪の場合は建物が崩壊してしまう恐れがあります。
    雨樋が壊れただけだから大丈夫と安易な考えでいると、被害がどんどん拡大してしまうのです。
    被害に伴い、建物の寿命が短くなって修理費用も莫大(ばくだい)なお金がかかってしまうため注意が必要です。

  • 近隣トラブル
    雨樋が破損してしまうと、正しく雨水が流れていきません。
    破損した場所によっては、雨水が外壁や地面に直接当たってご近所様の迷惑になる可能性もあります。
    隣家に雨水が飛んでしまっては近隣トラブルに繋がり兼ねないので、注意が必要です。

■雨樋の破損やゆがみが発生する原因とは

雨樋の破損やゆがみが発生する原因には、どのようなものがあるのでしょうか?
その原因を詳しく解説していきます。

  • 雨樋の破損の原因
    雨樋
    雨樋が破損する原因は、主に経年劣化が原因です。
    長年紫外線や雨風を浴び続けることによって、経年劣化が生じます。
    雨樋自体がサビたり破損したりしている場合は、雨樋の交換を行ってください。
    もし、一部だけ破損しているだけであれば、一部交換や補修をして雨漏りなどのリスクから家を守りましょう。

  • 雨樋のゆがみの原因
    ゆがみ
    雨樋がゆがむ原因は、大雪や台風など想定外の負荷を受けることで発生します。
    地域によって異なりますが、12~2月にかけて雪が降り、その重みで雨樋がゆがんでしまいます。
    ゆがんだ状態を放置すると雨水が正常に流れてくれずに、水が溢れてしまう危険性がありますので、早めにその部位を交換・修理する必要があります。

■屋根と雨樋の密接な関係性とは

屋根と雨樋には、切っても切れない密接な関係性があります。
実は、屋根もしくは雨樋のどちらかが破損してしまうと、雨漏りのリスクが高まってしまうのです。

  • 屋根に雨樋が取り付けられていない場合
    雨樋1
    屋根に雨樋が取り付けられていないと、屋根から雨水が直接外壁や地面に流れていきます。
    勢いよく雨水が流れることとなるため、隣家に雨水が飛んでしまったり、地面がえぐれて落ち溝ができしまうことがあります。
    もちろんお家まわりの状態にもよりますが、基礎周りに落ち溝ができると、家の老朽化が早まってしまうので危険です。
    さらに、外壁にひび割れなどの劣化症状が発生している場合は、内部に雨水が浸入して骨組みなどが腐食する原因にもつながります。
    こうしたトラブルや事態を防ぐためには、屋根に雨樋を取り付けなければいけません。

  • 雨樋が破損している場合
    雨樋
    雨樋が取り付けられていたとしても、破損していれば役割が果たされず機能しません。
    竪樋が破損したくらいでは雨漏りにはなりませんが、軒樋や集水器が破損してしまうと雨漏りのリスクが高くなってしまいます。
    これは溜まった雨水が屋根内部に侵入して外壁に伝う可能性があるからです。
    そのため、雨樋の破損は雨漏りにつながってしまうことを理解しておくことが大切です。

■雨樋の部位と役割

雨樋は、様々な部位から構成されてできています。
それぞれの部位の詳しい名称と役割をご紹介しましょう。

  • 軒樋(のきどい)
    軒樋は、屋根から落ちた雨水を一時的に受け取る役割を持っています。
    軽い傾斜が付いているので、軒樋から集水器へスムーズに雨水が流れるようにできています。
    雨樋・破風板 完了

  • 呼び樋(よびどい)
    予備雨樋
    集水器から竪樋へと雨水を流すための樋です。
    斜めに呼び樋を取り付けることで、集水器から竪樋へ効率良く雨水が流れてくれます。

  • 竪樋(たてどい)
    雨樋
    雨水を地面や地中に最終的に流すための部位が、竪樋です。

  • 集水器(集水マス)
    集水器
    集水器は、軒樋に一時的に溜まっている雨水を集めるためにあります。
    呼び樋や竪樋に雨水を流すための中間地点となっています。

  • 曲がり
    曲がり

    軒樋を連結させるために屋根の四隅に使われるのが、曲がりという部品です。
    曲がりと軒樋を連結させることで、屋根の四隅に軒樋を伸ばすことができます。

  • エルボ

    角度を付けて雨樋を設置したい時に使用される部品が、エルボです。
    呼び樋と竪樋を連結させる時や軒同士を連結させたい時に使用します。

このように、雨樋はいくつかの部品が連結してできています。
破損やゆがみが生じた時には、部分的な交換や修理ができることもあるので、雨樋の詳しい部位を知っておくと便利です。

■雨樋の破損はお家全体を傷めてしまい大変危険です!

雨樋が破損してしまうと、屋根や外壁にも被害が及び、雨漏りしやすいお家になってしまいます。
建物内部に雨水が浸入したことで構造柱の腐食やシロアリ被害などに遭ってしまうことも考えられます。
さらに症状が悪化すると、建物の崩壊につながってしまう恐れもあります。
もし、雨樋が破損したりゆがんだりしてしまった時には、早めに雨樋の部分交換や補修を行いましょう。
経年劣化により雨樋が破損してしまった場合には、雨樋をまるごと変えて雨漏りのリスクを回避することが大切です。

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