屋根の色はどうやって決める?外壁とのバランスを重視した色決めをしましょう
2019.09.04 その他
屋根の色は外観のイメージを決める大切な要素の一つです。
実用的かつイメージ通りの外観に仕上げるには、どのように屋根の色選びをすればいいのでしょうか。
やはり屋根にも適した色があり、外壁の色とのバランスも重要です。
この記事では、どんなことに注意して屋根の色選びを行えばよいのかをご紹介します。
屋根の色はどうやって決める?
普段気にせずに過ごしていると視界には入りにくい屋根ですが、その色は外観のイメージを決定する大きな要素になります。
屋根の色を選ぶ前に、どんな外観に仕上げたいかイメージを膨らませておくといいでしょう。
また、どんな色にするか、事前に具体的に決めている場合もあると思いますが、
屋根にも向いている色、向いていない色があります。
失敗しないためには、どのような基準で屋根の色を決めればよいのでしょうか。
屋根の色は、外壁の色とのバランスが重要です。
たとえ好みの色で屋根を塗っても、外壁とバランスが合わなければ、きっとイメージ通りという感想にはならないでしょう。
外壁と屋根の色選びの時に、外観のイメージをどうしたいかをはっきりさせておけば、具体的な色選びの助けになります。
このように、屋根と外壁はそれぞれを意識してバランスの取れた色になるように検討することで、
イメージ通りの外観を手に入れることができるのです。
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屋根の色選びの時には、汚れが目立ちにくい色を意識して検討してみて下さい。
常に風雨にさらされ続けている屋根は、案外汚れがつきやすい場所です。
雨に空気中の汚れや屋根の汚れが流されて筋になってしまったり、
水分が蒸発しにくい北側の屋根などでは撥水力が低下するとコケやカビなどが発生する場合もあります。
明るく見えるからといって薄めの色を選ぶと、汚れが目立ってしまい家の印象を悪くしてしまいます。
屋根の色を選ぶ時には、汚れが目立ちにくい色を意識して選んだ方が失敗がありません。
また、今は汚れに強い塗料もありますので検討してみてはいかがでしょうか。
イメージ通りじゃない!!失敗しない色選び
気に入って決めた屋根の色でも、完成してみると色見本で想像していたイメージと違う、なんてことになったら大変ですよね。
選んだ色を屋根に塗ってみると、環境によっては色見本とは違った色に見えてしまう場合があります。
簡単に塗り替えができない屋根だからこそ失敗しない色選びをしたいものです。
では、どのようなことに注意して屋根の色を選べばいいのでしょうか。
太陽光と照明は光の色が違うので、同じ色でも光源が変われば色の見え方も変わってきます。
打ち合わせは室内で行うので、色見本も照明の光での見え方になってしまいます。
でも実際の屋根は太陽光の下で見ることになるので、色見本で想像していた仕上がりの色とは違うと感じてしまうのです。
色見本を見る時は太陽光の下で見るなど、実際の屋根の環境に近い状態で、色を確認するようにしましょう。
また黒い色は反射すると白っぽくみえることがあります。
色見本は小さな面積を塗っているだけなので、屋根のような広い面積を塗った時に、
見本で感じた印象と大きく違って見えてしまう場合があります。
一番参考になるのが実際に同色の施工例を紹介してもらい、見に行ってみるのが確実です。
イメージと違ったからと簡単に塗り替えることはできませんので、事前のチェックを行って慎重に選びましょう。
※施工物件のご案内は契約いただいた方に限ります
色を決める時の注意点
自分の住む家だから自分の好きな色で屋根や外壁を塗装したい、という気持ちがあると思いますが、
屋根や外壁の色は自分の家だけでなく周囲の環境全体として考える必要もあります。
家の外観というものは、自分だけでなく他人の目にも必ず触れるものです。
あまりに奇抜な色で塗装を行うと、近隣住民とのトラブルに発展する可能性もありますので、注意しましょう。
また、町内会の規定で外観の色が制限されている地域もありますし、
お住まいの市区町村によっては景観ガイドラインによる規制が行われている可能性もあります。
事前に自治体などに確認しておきましょう。
まとめ
今回は、屋根の色をどのように決めるのか、外壁とのバランスを重視することが重要であることをご紹介しました。
色を決める時は、太陽光の下で広い面積を試し塗りしたものを見て決めれば、完成後のイメージ違いを防ぐことができます。
また、自治体などによる景観の規制の可能性や、近隣に与える印象を考慮して色選びする必要があるので注意しましょう。
好みの色だけで考えるのではなく、外観の印象をどうしたいのかイメージを膨らませておけば、屋根と外壁の外観全体でバランスのとれた色選びができます。
この記事が屋根の色選びの成功の一助になれば幸いです。