工場の屋根を快適に!進化した遮熱塗料をご紹介します!
2019.09.19 塗装関連
屋根は雨や紫外線から建物を守る役割があります。
その中でも暑さに関しては屋根の塗装を工夫することで暑さを軽減し、室内を快適に過ごすことができます。
特に工場の屋根は広く、屋根からの熱が室内にこもることで
夏場の作業効率の低下や熱中症などの危険が高まります。
今回は工場の屋根の塗装でおススメの遮熱塗料を紹介していきます。
◆遮熱塗料とは
太陽光線に対して抜群の反射率と熱放射率に優れた塗料のことです。
太陽光を多く反射することで、屋根の蓄熱を最小限に抑制することができます。
室内への侵入を遮断するので、エアコンなどの空調設備の省エネ効果や抜群の性能を発揮します。
また、遮熱塗料は遮熱効果だけでは無く、耐久性も向上して、外観の美しさを維持することがもできます。
色の種類も多いので、好みの色に合わせて屋根を美しくできます。
特に反射率の良い色は白とされております。
セメント瓦、コロニアル、スレート屋根、折版屋根などあらゆる屋根材に塗装することができるので、ほとんどの屋根に塗装ができます。
このように遮熱塗料にはメリットが多く、屋根のメンテナンスには非常に効果的なのです。
◆遮熱塗料の種類とは
遮熱塗料には、いろいろな塗料の種類があるので、それらの塗料を使用して室内を快適に過ごすことができます。
まず遮熱塗料と一言で言っても塗料の素材の違いがあります。
シリコン系の遮熱塗料であれば、10年から15年の耐久年数がありますし、
フッ素系の遮熱塗料であれば15年か20年の耐久年数があります。
特に工場の屋根となると、一般住宅に比べて面積も大きくなりますし、メンテナンス回数もできる限り減らしたいところです。
そのため、初期の費用はもちろんですが長期的に考えて塗料のグレードを選定するのがよいでしょう。
また、遮熱塗料の他に断熱塗料というものもあります。
断熱塗料とは、熱を反射させるのではなく、熱伝導を抑えて室内温度上昇を軽減させる機能を持った塗料です。
屋根に使用できるものではありますが、遮熱塗料に比べ汚れが付きやすいものもありますので確認をする必要があります。
◆工場の塗装の費用とは
工場の塗装の費用は50万円〜1000万円以上と幅広くなっています。
塗装の費用は、塗装のグレードと塗装の面積によって価格が決定するので、選択したグレードと広さによって安くもなれば高くもなります。
また折半屋根のように目で見える面積と実際の塗装面積では異なる場合もありますので
依頼される業者の見積りが正しいかどうかもしっかり見極める必要があります。
費用の相場としては、大体約30坪ほど遮熱塗料を塗布すれば、60万円ほどの費用となります。
遮熱塗料の費用はシリコン塗料と同程度ほどの性能と費用と考えておくことで、選びやすくなると思います。
◆塗装の手順とは
工場の塗装の手順はどのようになっているのか紹介します。
- 足場の設置・飛散防止シート張りを行います。
足場の設置は足場業者に委託しているかレンタルするケースが多いので、塗装費用の20%は足場によるものと言われています。
レンタルの場合には工事が雨などで延期されると最終金額が変更になりますので
工事日数にかかわらず固定の足場代金で対応できる業者さんが好ましいでしょう。
足場の設置に大体1日の時間を使いますが大きさに応じて2日間の場合もあります
- 高圧洗浄・ケレン
高圧洗浄を使用して旧塗料を綺麗に取り除いていきます。
専用のモーター式の機械を使用して既存塗膜をはがせる部分はしっかり剥がしていきます。
屋根材によっては研磨を行い、手作業で表面をきれいにしていきます。
- 下塗り
金属の屋根の場合には、下塗り材にサビ止め効果のあるエポキシ樹脂が入った塗料を使用します。
屋根材によって下塗り材の種類や塗り回数は異なります。
正しい下塗り材を選定しないと短期間で塗料が剥がれてしまう可能性が高まります。
- 上塗り
上塗りは2回行います。
上塗り1回目を中塗りと呼ぶ場合もあります。
基本的には2回ほど同じ塗料を塗ります。
塗装を無事終えることができれば、足場と養生を撤去していきます。
良い業者であるほど撤去の後の状態を丁寧に確認してくれます。
この手順で塗装を行いますが、塗装の期間は2週間~かかります。
・まとめ
工場ではエアコンや二酸化炭素の排出対策として、遮熱塗料を屋根に塗っておくのが大事です。
遮熱効果を発揮すれば工場内も涼しくなって快適になり、コストを減らすこともできます。
ぜひ、工場のために遮熱塗料を検討してみてはいかがでしょうか。
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