塗装不要の和瓦に点検は必要?屋根に起こる見えない劣化とは
2019.10.03 瓦屋根関連
和瓦はスレート屋根やモニエル瓦と違い、塗装工事がいらないのためメンテナンスも不要と言われていますが
本当にそうなのでしょうか。
今回は、実際にお問合せのあった雨漏りの事案をもとに、
原因の屋根の下地の様子、施工の様子を写真と一緒にご紹介していきます。
◆工事前までは一部の不具合だけだと思っていました
今回お問合せいただいたのは、雨漏りがきっかけでした。
部屋の天井に雨染みが確認できたのでもしかしたら屋根に不具合があるのでは?ということで屋根の調査を行いました。
その時には瓦のゆがみが見られ、これは瓦をはがして確認する必要があるということしかわかりませんでした。
後日、実際に瓦工事の専門のスタッフとともに現場に行きました。
瓦を1枚ずつ丁寧に取り外していくと想像以上に防水シートが傷んでいました。
瓦の隙間に鳥が巣をつくっていたようで、鳥が運んできたであろう藁や枝が確認できました。
巣の残骸を取り除いていくと下地が傷んでいるのがはっきり確認できました。
このまま瓦を直してもお水の浸入を防ぐことはできません。
そこで今回は下地からやり直していきます。
まず、防水シートを新しいものへ、そして瓦をひっかける桟(さん)を新たに作りました。
ここまで来れば後は瓦をとりつけて完成です。
瓦本体は既存のものを使用して風合いを保ちました。
瓦自体の耐久年数が高いため、点検の必要がないと思われがちですが
点検は定期的に行うことが必要です。
特に台風のあとや、いつもとなにか様子が違うと思った時には専門店に連絡しましょう。
備えあれば患いなし、です。
ミヤケンではお見積りだけでなく、無料の点検も実施しています。
屋根のことなら群馬県施工実績ナンバー1のミヤケンにご相談ください。