関連
サイト

MENU

瓦屋根(日本瓦)のメリット・デメリットとメンテナンス方法にとは

column

瓦屋根のメリット・デメリットとメンテナンス方法

瓦屋根

日本らしい家屋や和風の住宅に使用される瓦屋根は、古くから用いられている屋根材です。最近では洋風のお家にも合う瓦も普及されるようになりました。 インターネットでは【耐久年数に優れた屋根材】【メンテナンスが要らない屋根】という情報がありますが、実際はどうでしょうか。先に結論をお伝えしますと瓦屋根はメンテナンスが必要です。今回は瓦屋根の特徴、メリットやデメリット、そしてメンテナンス方法などと併せてご紹介していきます。

瓦屋根(日本瓦)の特徴
 
瓦屋根は、粘土を材料にして作られたものです。
練り上げた年粘土を瓦の形に成型し、1000度以上の温度で長時間焼き上げることで、耐久性の高い瓦が作られます。
陶器瓦
瓦屋根のメリット
  • 耐久性が高い
前述のように、瓦屋根は高温でしっかりと焼いて作られるため、夏の直射日光や冬場の寒冷地でも割れずに耐えられる材質です。
その耐久性は約50年以上とされているので、とても丈夫であるという事が分かります。
和瓦
  • メンテナンス費用が抑えられる
瓦屋根は塗膜の劣化などもなく、定期的な塗装メンテナンスが不要です。
割れた部分だけでの修理が可能なので、大規模なメンテナンスの手間や費用がかからないでしょう。
部分補修
  • 断熱性が高い
    暑い夏の日差しを受けるとお家の中にも熱が伝わります。
し瓦屋根の場合は屋根と屋根材の間に空気が含まれる部分が多いため、夏は涼しく冬は暖かく住環境を快適にしてくれる効果があります。
  • 防音効果が高い
厚みのある屋根材に空気の層ができるように施工されていることから、防音効果の高さもメリットです。
特に台風や暴風雨の時には雨が屋根を強く打ち付けるため、大きな音が鳴りやすい傾向がありますが、
瓦屋根なら屋根を打ち付けるような音も吸音し、優れた遮音効果を発揮できるでしょう。
 
 
瓦屋根のデメリット
  • 初期費用が高い
瓦屋根は、1枚1枚焼いたものを職人が手作業で作り上げていきます。
そのため、他の屋根材と比較しても初期費用が高くなってしまいます。
  • 耐震性に劣る
瓦屋根は、1枚ずつ焼いて作られた素材のため、1枚でも2~3㎏程度の重さがあります。
新築であれば、瓦屋根の重さに合わせた躯体の施工を行って耐震性を高めていきますが、リフォームで瓦屋根にした場合は耐震性に劣ってしまう可能性があります。

瓦のズレ

瓦屋根の劣化症状とメンテナンス方法
瓦屋根は耐久性が高いとされていますが、劣化しないわけではありません。定期的にメンテナンスは必要です。
では実際にどのような症状が出た時、どんなメンテナンス方法が必要なのか紹介していきます。
  • 瓦のひび割れ・欠け・破損➡部分補修・葺き直しを行いましょう
耐久性の高い瓦ではありますが、外部からの衝撃に弱いため、台風や風で飛んできた木など瓦に衝撃が加わった場合には割れてしまう恐れがあります。
瓦の割れ
割れた瞬間からすぐに雨漏りすることはありませんが、気付かず放置してしまうと屋根の下地を傷めて雨漏りが発生してしまいます。

被害が深刻になる前にしっかりと瓦の交換を行いましょう。
部分補修
しかし、屋根はお家の中で一番高い位置にある場所です。
ひび割れや欠け、ズレなどに気付かず、屋根の下地が傷み、雨漏りが発生してしまうお家も少なくありません。
瓦
万が一雨漏りが発生してしまった場合は、部分補修ではなく、【葺き直し】を行いましょう。
葺き直しは瓦のズレや浮き・瓦の割れなどがあった場合に、瓦と屋根の下地だけを補修する方法です。
瓦を新しくする場合は、既存の瓦と寸法や形状が合わないことがありますので、施工前にしっかりと確認してもらいましょう。
葺き直し

  • 漆喰の欠けやはがれ➡漆喰の詰め直しを行いましょう!
瓦は漆喰を使用して棟瓦の固定をしています。
お家の立地環境によって異なりますが、漆喰は約10年ほどで欠けやはがれなどの劣化が発生します。
漆喰欠損
そして、漆喰の内側には【葺き土】と呼ばれる棟瓦を固定しているものがあります。
この葺き土はお水を吸収しやすいもので、葺き土を伝って雨漏りを引き起こしてしまいます。
雨漏りを起こさないためにも既存の漆喰を全て取り除き、新しい漆喰を詰めていく、漆喰の詰め直しを行いましょう。
既存の漆喰除去
  • 棟瓦のズレや破損➡棟瓦の組み直しを行いましょう
瓦屋根の上に積み上げられた棟瓦は、漆喰の劣化や地震などで崩壊する場合があります。
棟瓦のズレ
棟瓦が曲がってしまうと瓦が固定されなくなり、雨漏りにもつながります。
そのため、既存の棟瓦を一度キレイに外し、漆喰のさらに内側にある葺き土の補強をして棟瓦の組み直しを行いましょう。
棟瓦の組み直し
 
■耐久性に優れた瓦もメンテナンスは必要です
伝統的な瓦屋根は、粘土を材料にして作られたものです。耐久性、断熱性、耐熱性など多くのメリットがあります。
しかし、瓦には欠かせない漆喰の劣化が関わってくるため、定期的なメンテナンスが必要です。
状態によってメンテナンス方法は異なりますので、どの方法が適切なのか専門業者に相談するとよいでしょう。
業者選びに迷った時は、群馬県屋根施工実績数No.1のミヤケンまでご相談ください。

工事メニュー

TOP