関連
サイト

MENU

屋根は塗装しないとどうなるの?定期的なメンテナンスが必要な理由とは |株式会社ミヤケン|1 ページ目

column

屋根は塗装しないとどうなるの?定期的なメンテナンスが必要な理由とは

屋根は塗装しないとどうなるの?定期的なメンテナンスが必要な理由とは |

屋根は定期的に塗装する必要があることをご存じですか?
足場を組んで行う屋根の塗装は、大がかりな工事になるために敬遠されがちです。
また、塗装を行わずに住み続けていても、すぐに不便や不具合を感じることもありません。
しかし、屋根材のうち塗装が必要ないのは日本瓦くらいで、それ以外の屋根材はほとんどが塗装で仕上げられており、定期的な塗り替えを行う必要があります。
今回は屋根に定期的な塗装を行わないとどうなるのか、定期的なメンテナンスが必要な理由についてご紹介します。

 

01どうして塗装が必要なの?

 

屋根は特に気にしていなければ、あまり目につかない部分です。
その分、塗装などの工事の必要性を感じにくい部分でもあります。
しかし、屋根にも耐用年数があり、その屋根の塗装にもまた耐用年数があり、それぞれにメンテナンスが必要になります。
では、どうして屋根に塗装が必要なのかを考えてみます。

 

防水性、耐候性

 

屋根に塗装が必要な理由は、まず屋根材に防水性や耐候性の機能を持たせるためです。
スレートなどのセメント製やトタンなどの金属製の屋根材は、そのままの状態だと防水性や耐候性を備えていません。
風雨や紫外線に常に晒されながらも家全体を守っている屋根材には、防水性や耐候性は必須の機能です。
これらの屋根材を塗料でコーティングすることで、防水性と耐候性の機能を持たせることができるのです。

 

美観を保つため

機能だけでなく、見た目も住まいの大切な一つの要素です。
新築当時はツヤがあって美しい外観をしていても、時間が経てば汚れなどが目立つようになって、ツヤもなくなってきます。
このような汚れやツヤがなくなってきたという状態は、塗料の機能である防水性・撥水性が落ちてきているために起こるため、塗り替えの一つの目安になります。
外壁であれば、チョーキング現象(塗膜が粉状に劣化し、壁をこすると指に外壁の色の粉が付着する)が目安と言われています。
機能を持たせることで快適になるだけでなく、外観を美しく保つことで、気持ちの上での快適さは確実に上がります。

 

02もしも塗装しなかったら?

 

屋根は他のどの部分よりも太陽光を強く受け、風雨にもさらされています。
そんな過酷な状況から家を守っているのが屋根なのです。
そしてこの屋根を守っているのは塗装だと言えます。
では、もし屋根を塗装しなかったらどうなってしまうのでしょうか。

屋根材の寿命を縮める

 

適切な時期に塗り替えを行わないと、スレートなどの屋根材そのものが傷んでしまう可能性があります。
新築当時の塗装したての屋根なら、防水性、耐候性共に問題ありませんが、時間が経つにつれて塗膜は劣化します。
塗料の耐用年数にもよりますが、屋根の塗り替え時期は約10年程度が目安と言われています。
定期的に塗装を行わない場合、塗膜が劣化したまま、屋根材は風雨や紫外線を受けることになります。
そうなると屋根材自体が傷む原因となり、欠けやすくなったり屋根材自体がお水を含むようになると気温差により反りあがってしまう場合もあります。
結果的に屋根材の寿命を縮めることになってしまうのです。

雨漏りの発生

 

定期的に塗り替えを行わない場合、塗料の塗膜が劣化して屋根の防水性が落ちてしまいます。
このままでは防水性の落ちた屋根材はもろくなり、破損しやすくなります。
そして徐々に出来たすき間からお水が浸入し、防水シートを傷め、
最後には屋根を支える大切な根太(ねだ)まで被害が及びます。
その結果、雨漏りが起こってしまう可能性があるのです。
雨漏りは家の構造部分を腐らせたり、それが原因でシロアリを呼んでしまったりするので、家に重大なダメージを与えてしまう場合もあります。
定期的な塗り替えを行うことで、雨漏りを未然に防ぐことができるのです。

 

美観を損なう

 

定期的にメンテナンスを行っていないと、屋根も色あせや汚れ、コケ、カビ等が目立ってしまいます。
特に北面の屋根表面は日が当たりにくく、常に湿気た状態になりますのでコケの発生も顕著に確認できるようになるでしょう。
家の外観は他人の目にも触れてしまうので、屋根の状態だけで家全体のメンテナンスが行き届いていない印象を与えてしまいます。
資産価値という意味でも定期的にメンテンナンスを行って、美観を損なうことは避けた方がよいでしょう。


03
屋根のメンテナンス時期はいつ頃?

 

では、屋根の塗装メンテナンスは、いつ頃行えばいいのでしょうか。
一般的には新築から10年が目安とされています。
不具合がないのに10年毎に足場を組んでの屋根の塗装メンテナンスを行うのは、コスト面でも負担が大きく感じるでしょう。
そのため、まずは異常がないか確認したうえでメンテナンスを検討するのが良いでしょう。
今は築10年でも塗装の性能を果たす高機能な屋根材もあるので「必ず10年おきに塗装しなさい!」というのはすこし違うかもしれません。
ただ、こまめなメンテナンスを行っておけば屋根材の寿命が長くなるため、葺き替えなどの大がかりな工事を先延ばしにすることができます。
こういったことも含めて考えると、雨漏りなどの不具合が出てから対処するよりも、こまめにメンテナンスを行う方が、トータルで考えるとコストダウンになります。

 

まとめ

 

今回は屋根に定期的な塗装を行わないとどうなるのか、定期的なメンテナンスが必要な理由についてご紹介しました。
スレートや金属屋根などに防水性と耐候性の機能を持たせるためには塗装は必須で、定期的な塗り替えを行うことで、屋根材の寿命を延ばすことができます。
定期的にメンテナンスされている屋根は、防水性や耐候性がしっかり備わっているため、屋根材だけでなく家全体の寿命を延ばすことにつながります。
まずは今のおうちがどんな状態なのかをしっかり知ったうえで、今後のメンテナンスを検討するのがよいでしょう。

TOP